2024.01.27 |
2013.01.27 君ヶ浜−犬吠 PENTAX67 smcPENTAX165oF2.8 RVP50(+1)
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JR線上に食指の動く被写体がほとんどなくなってしまったことから、近年ローカル私鉄に注目する機会が増えている。
鳥塚社長が仕掛けたいすみやトキ鉄のような三セクの国鉄リバイバルも魅力的だが、
一方で、目立たないながらもその地で時を刻み続けてきた老兵が今なお現役で矍鑠と動き続けている姿も興味をそそるものである。
千葉県だと、銚子電鉄がそうした“ローカル私鉄”像にピタリとあてはまる。ぬれせんべいでアピールしている姿も健気ではないか!
とはいえ、千葉県民であってもなかなか辿り着かない房総の東端。恥ずかしながら、この日まで銚子電鉄には一度も訪問したことがなかった。 当時は鹿島貨物がロクヨン1000番台の3往復体制という贅沢な時代で、家から東に進路をとっても北浦橋梁までで勝負してしまい、それ以遠に足を延ばすことはなかった。 ところが、この日はまさかのダイヤの乱れとカマの差し替えで鹿島貨物は大ハズレ。とはいえ今さら他所へ転戦するのも難しく、思いついたのが銚子電鉄だった。 アングルもよくわからないまま沿線をロケハンし、君ヶ浜駅付近のキャベツ畑でまず1発。 京王〜伊予鉄を経て千葉に流れてきた2000系を線路脇から500oで面タテで狙った。 優雅なデザインで知られた京王5000系を彷彿とさせる顔を、クリームに臙脂帯の京王カラーでバッチリX。 続いて、ネットに流れる画像を参考に地球の丸く見える丘展望館から水平線を入れて俯瞰。最後に君ヶ浜付近に戻ってきた。 名物灯台キャベツの畑を手前に配してペンタ165oでセッティング。間もなく、5000系顔の反対側、湘南フェイスを先頭に2000形が夕日を浴びてやって来た。 現在は青ツートンと赤ツートンになっている同車両、この時はド真横で撮ってしまったが、近いうちに湘南顔メインで1発極めたいものである。 |
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