Memorial GALLERY


     2019.01.27

2013.01.27 君ヶ浜−海鹿島
 NikonF5 AF-INikkor500oF4ED RVP100

6年前のこの時期は、週末ごとに原色ロクヨン1000番台が登板していた鹿島貨物に入れ込んでいた。近場で、よく晴れ、被写体的にも撮り応え十分。睡眠不足に陥ることもなく、 大渋滞に巻き込まれることもなく、往復高速を使っても3000円でお釣りがくる。オトナの遊びとしてはコスパも抜群だった。

だが、この日は勝手が違った。前日のカマ故障に端を発するダイヤの乱れと運用差し替えで、せっかくの国鉄色ターンが崩壊。 青とクリームのEF64に期待して構えた構図に更 新PFの白い顔が見えた時には愕然とした。 時間は既に8時を回り、他所に転戦しようにも時すでに遅し…。仕方ない、こんなことでもない限り、積極的に訪問することはないで あろう銚子電鉄に足を延ばしてみることにした。

かまぼこ屋根にシル・ヘッダー付きの吊り掛け車でもいれば話は別だが、今や新性能カルダン駆動車ばかりになった地方私鉄には、我々撮影者の食指はなかなか動かない。ただ、 一つ気になる情報も得ていた。元京王の2010系が懐かしのクリームに臙脂帯の京王カラーに復活したという。 裾絞りのないナローボディながら5000系譲りの端正な顔がこの塗装 を纏えば、現役最後にタッチの差で間に合わなかった在りし日の名車が眼前に甦るではないか。撮るなら顔面撃ち一択!キャベツ畑の中の小さな踏切で500oを構えた。



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