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     2024.07.16

2011.07.16 鯨波−青海川
 NikonD700 AF-SNikkor300oF2.8ED×1.7 ISO200

先月の381系「やくも」の引退によって、ついに日本の全ての線路上から国鉄特急色の国鉄特急型電車が姿を消すことになった。これまでも湘南色の国鉄急行型電車消滅とか(本来の)急行色の国鉄急行型気動車の絶滅など国鉄末期〜JR初期を知っている年代にとってはショックなことが続いてきたが、今回は485系・183系・381系と連綿と続き、幼い頃から慣れ親しんできた国鉄的なもののの象徴的アイコンが消え去ったという点で、ひときわ大きな衝撃であった。

というわけで、今回は供養の意味も込めて13年前の「北越8号」を出してみようと思う。この頃は定期「能登」が廃止になったものの、臨時列車として週末を中心に上沼垂の485系で運転が継続されていた。上沼垂車の中で首都圏に入れるのは保安装置の関係から国鉄色のK編成のみ。従って、運用の流れを読むと「能登」前日の「北越3・8号」は必然的に原色ヨンパーゴが登板することが予測できたのだった。

この日は海の日連休でLIBERTY氏・関西-D.W先輩と北陸に遠征中。朝の「日本海」を敦賀の前後で2発押さえた後、午後は暇だからと北陸道を大横断して鯨波までやって来た。狙いは8号線のオーバークロスからの海バック。あまり有名ではないポイントだが、500oクラスの長玉さえ持っていれば、ビームをかわすのが難しい以外は構図的には良い感じ。しかし、敵は真夏の猛暑だった。本当ならば先行電でビームの掛かり具合を見ながら切り位置を決めるはずだったのに、滝のように流れ出る汗で集中力を欠き、確認を怠ったまま本番を迎えた。結果、おでこのライトが抜けると下端はカツカツ(汗)。これはこれで良しとしたが、結局翌月にまた再履修に来ることになってしまったのだった。



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