2024.02.09 |
2021.02.09 大場−三島二日市 NikonD850 AFDCNikkor105oF2 ISO200
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3年前の冬は、置換え間際の185系「踊り子」を追って東海道・伊豆急方面を集中的に攻めていた。
色味がなくて写真映えのしない太平洋側の冬場だが、澄んだ青空に相模灘や冠雪した富士山を絡めるとなかなか絵になるもので、気付けば毎週のように訪問を繰り返していた。
だが、晴天率も高く一見ハードルが低そうに見えて意外に難関だったのが三島エリアからの富士山バック。
ハイライトだった竹倉の俯瞰はもちろんのこと、本命ではないとはいえ、合わせ技で狙う伊豆箱根線内のポイントも案外苦労させられた。
この日は竹倉俯瞰5度目のチャレンジにしてようやく富士山が終始ご機嫌で、本命の「踊り子8号」を満願成就で仕留めることができた。 足取りも軽く山を下り、今度は麓の北沢林道踏切で修善寺行きの13号を待つ。 正直、列車後方は建物などでゴチャゴチャしているし、高圧線が横切っているしで撮影地としてはFランクだが、 それでも伊豆箱根線内で富士山をバランスよく収めるならここが一番マシといえるだろう。 単玉105oでベストな立ち位置を探り、構図をセット。本命を頂戴した後なので気楽なものである。間もなく踏切が鳴り、わずか5連の「踊り子」が登場。 編成は短いし前照灯は点いていないしで、心づもりはしていたものの感動薄めで列車は通過していった。 ま、とりあえずアリバイカットが1枚撮れたということで良しとしとしようか。その後1ヵ月あまりで185系は看板列車から引退。 一部が波動用として残ってはいるが、もはや自慢の愛称幕に「臨時」マークでは撮る気も起きず、 最終日に東京駅で「湘南ライナー」を見送って以来、一度もファインダーを通してその姿を見ていない。 |
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