Memorial GALLERY


 2017.09.11

2011.09.11 西加積−中加積 PENTAX67 smcPENTAX300oF4ED RVP50(+1)

9月に入ると、収穫の時期に向けて田んぼが見る間に黄金色に染まってくる。初夏の水鏡と並んで、四季の移ろいを感じさせてくれる農村の風景。里を行くローカル列車に 豊かな収穫の彩が添えられる季節でもある。6年前は、この時期を狙って眼氏主宰の富山地鉄デキ+ホキツアーが企画された。 2つ返事で参加を表明したチバラギ氏と私は 徹夜で上信越〜北陸道を走破、神通川の畔の公園で関西‐D.W.先輩御一行と合流したのだった。

朝一番で稲荷町−上市−岩峅寺−稲荷町と周回する単機回送を追っ掛けて、本命は 越中三郷−越中荏原の築堤でのバラスト散布。これをバッチリ極めてから、手堅く田んぼを絡めた編成撮りができる西加積の8号線オーバークロスに転戦した。今日の スジでは、この区間は2往復。レンズを変え、構図を変えながらバリエーションをつけられるはずである。 1発目はペンタ400で正面がちに撮影。光線がややサイドに回っ てきた2発目は、ペンタ300で斜め45度の角度から狙ってみた。

すでに現役の国鉄型車両は指折り数えるほど。一時のリバイバル・ブームもすっかり変質し、色さえ“昔風”ならばいいだろうと言わんばかりのインチキ・カラーばかりが 出回って、JR本線系の魅力はすっかり失せてしまった。こうなると俄然目を向けたくなるのがローカル私鉄。車両よし、風景よし、それに地元の旨いもんもよし!富山地 鉄は今後目が離せない路線の一つである。



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