Memorial GALLERY


    2015.10.31

2009.10.31 田子倉−大白川
 Mamiya645SUPER SEKOR A150oF2.8 RVP100

つい最近のように思えるが実はもう“半昔”も前になってしまった2010年頃まで、秋になると新津の国鉄色キハによる「磐西・只見ぐるり一周号」が我々の格好のターゲット になっていた。特にキハ52や58・28が健在だったときには、錦の渓谷によく映えるクリームと朱色のツートンを追って、49号〜252号を駆けずり回ったものだった。

この年は、「ぐるり」の翌週に小出方から只見まで入る「只見紅葉号」も設定された。関西-D.W先輩&コサカミ氏が関西から出撃するとの報を聞き、関東組も負けてはいられ ないと、LIBERTY氏と組んで関越道を北上。魚沼平野の地を這うような朝霧に一抹の不安を覚えたが、大白川から山間部に入るとヌケの良い青空が広がった。列車の愛称の通り、 六十里越はまさに今が紅葉のピーク。峠区間で普Dを押さえてから、今日のハイライト、田子倉に向かった。

定番アングルに到着すると、季節と天気から予想はしていたが、案の定シェルター上の立ち位置は大入り満員札止め状態。ならばと、その後ろの小山の法面に三脚を立てた。切 り位置までの距離が遠くなる分、標準横だと浅草岳の山容がより広く入り、 中望遠タテだと山のピークが圧縮効果でグッと引き寄せられる。これはこれでいいではないか!ペンタとマミヤの中判2丁切りという、今ではなかなかやらない豪華な布陣で列 車を待つ。一転の曇りもないド快晴の下、日光浴を楽しむこと約2時間、国鉄色の3連がゆっくりとステージに現れた。



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