Memorial GALLERY


 2014.11.04

2004.11.04 大桑−須原 PENTAX67 smcPENTAX165oF2.8 RVP(+1)

10年前の今頃は、当時の勤め先で請け負っていた新年度教材の作成が終わりホッと一息。初めてのテキスト作成ということで随分骨が折れた。これは鉄の一つもやらねば やってられぬ。とはいえ忙し過ぎてネタサーチを怠っていたため、出撃しようにもアテがない。辛うじて入っていた情報は「大糸の国鉄色は現在検査入場中」という話の み。もっと前向きな話題ってのはないものかね。パラパラとR●誌をめくっているとロクヨンの特集があった。中央西線か…行こう!カマの運用はよくわからないが、行 けば何とかなるだろう。軽い気持ちで愛車のハンドルを握った。

一番のメインアングルと考えていたのが田立の駅先端。以 前は線路脇から構えたが、ホーム上からペンタ400で迎撃すればうねる貨物が痺れる角度で切り取れるはずである。 しかし…翌朝、冷え込み強まる木曽路の山中で待てど暮 らせど、ロクヨンはやって来なかった。どうやら石油輸送の臨貨シーズンにはやや早かったらしい。定時を1時間回ったところで事情を察して上りの撮影地に移動する。 まずはド定番の大桑−須原に行ってみよう。

伊奈川橋梁を挟んだ前後のポイント、下り方は一度客レ「さわウォ」を撮りに来たことがあったが、上り方は今日が初めてだった。確かにガイドにある通り、中望遠から 長玉ブチ抜きまで切り取り方は自由自在。今ならサンニッパあたりで撃つところだが、当時の私は無難にペンタ165を選んでいた。背後の山頂には雲がまとわりついている ため稜線はカットして構図はOK!さぁ、カマは何が入っているかなぁ〜。事前情報は皆無。そんな中現れた期待以上の原色重連に、私は一人狂喜しながらシャッターを 切った。



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