GALLERY08 ブルートレイン★Collection
1.ブルートレイン★Collection 〜北海道編〜
ブルトレの退潮が止まらない。ここ数年で一体何本の伝統ある列車が走り去っただろう。 2005年春に元祖ブルトレ「あさかぜ」、戦前から
の名門「さくら」が姿を消し、秋には「彗星」がひっそりと終焉を迎えた。06年には原色DDが人気だった「出雲」が廃止され、つい先日
は東海道の名脇役「銀河」と関西発着最後の九州特急「なは」と「あかつき」がその活躍に終止符を打った。長年日本の鉄路を夜を徹して
走り続けたブルートレインがいよいよ両手で足りる数にまで減ってしまった今、一つの転換点が確実に迫ってきている。鉄道少年だった頃
の憧れは、果たしていつまでファインダーの中にその勇姿を描き続けてくれるだろうか。
昨今のブルトレを取り巻く環境の急激な悪化を振り返って、ふとこれまで自分が撮り溜めたポジファイルを紐解いてみた。恥ずかしながら
ブルトレのポジはそう多くはなかった。 どちらかというと私が追ってきた被写体は非電化ローカルの国鉄型キハや私鉄の旧型車が中心で、
本線系優等列車は廃止間際の駆け込み撮影か、周囲に煽られて出撃した夏場の朝練の成果くらいしかない。“ブルートレイン” をメインテ
ーマに長年熱心な活動を続けてこられた諸兄には決して誇れるものではないが、それでも今回の改正を一つの機会として、足早に去ってい
く彼らの姿を紹介していきたいと思う。
道南のブルトレ群に初めて注目したのは2005年のことだった。それまでは北海道といえば、やれ常紋だやれ宗谷ラッセルだと奥地にばかり
目がいって、本州に近い道南地区の青いDD重連はすっかり灯台下暗しになっていた。しかしコサカミ氏をはじめ周囲のDDフリークから
「複線非電化でDDがダブルで長編成の客レなんてもう日本全国探してもここしかない!」と焚き付けられ、僅か4日と短い夏休みだった
が、ついに我が車は津軽海峡を越えることになった。
が、夏場の海線は晴れない…!毎日のように噴火湾から立ち上る海霧で、沿線は必ずといっていいほど早朝から悪天候。視界の利かないフ
ァインダーに、幾度2灯のヘッドライトを見送ったことだろう。晴れないとシャッター切らない主義の私では、1行程でブローニー1本使
い切るのにもずいぶん苦労したものだった。この夏のツアーでは、曇天の下ロケハン&草刈りで2日、小樽近辺の711系撮影と札幌の友人と
の飲みで1日を費やし、まるでブルトレは仕留められず。ようやく最終日の午後になって青空がのぞき、上り「トワイライト・エクスプレス」
を迎え撃つチャンスがやってきた。
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05・08・15 長万部−旭浜 PENTAX67 smcPENTAX300oF4ED RVP(+1) |
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ポイントは静狩−旭浜 (当時)。 朝の下り定番のオーバークロスの逆アングルである。光線はバリ順でペンタ300 or 400で編成ピタリ。この
ツアーで唯一の好条件ゆえ、いつも以上に気合が入る。ピントよし、露出よし、前後のバランス・天地のバランスよし。全てを入念に確認。
やがて遠方にライトが見えた。大地を揺るがすような轟音と共に「トワイライト・エクスプレス」が登場。西日を受けて輝く青いカマは、紛
れもなくスターの風格。金色のナンバープレートがクッキリと像を結んだ瞬間を1000分の1秒で切り取った。峠で地道に貨物輸送を支える
姿もカッコイイが、優等列車の先頭を張る勇姿にもあらためて魅せられた1カットだった。
翌2006年は、「エルム」が夏臨で終わるという情報に煽られて2年連続のマイカー渡道。ただ、この年は比較的ガッツリ休みが取れたので、
行き掛けの駄賃に北東北も攻めた。山田・花輪両線の国鉄色キハ、小坂鉄道の貨物、それに奥羽本線で「あけぼの」「日本海」などを仕留め
てから、深夜のフェリーで函館へ。草木も眠る丑三つ時に「はまなす」で現れたLIBERTY氏と合流し、道南ブルトレ狩りが始まる…はずだっ
た。
しかし、やはり夏場の北海道ブルトレは手強い。翌朝、まずはED79「北斗星」を撮ろうと知内駅に行くも、カメラを出す気すら失せる霧雨
模様で撃沈。その後函館市内をショートカットして大沼に先回りしたが、ここも曇天で惨敗。そんじょそこらの気象予報士より天気にウルサ
イへっぽこ氏&★氏が飛行機のチケットを無駄にしてまでトケただけあって、それから3日間、私とLIBERTY氏のチームは各所で敗北を喫し、
手元には曇天「エルム」とちょい晴れ4091レの写真だけが残ったのであった…。
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06・08・13 北舟岡駅 PENTAX67 smcPENTAX165oF2.8 RVP(+1) |
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ところが、奇跡は起こった!家族運用のため1日早く撤収するLIBERTY氏を洞爺駅で見送った後、ダメ元で北舟岡の駅に行ってみた。すると、
午後になってから急速に雲が切れ、上空に青空が広がり始めた!これなら「トワイ」くらいは撮れるかもしれない!! 喜び勇んで跨線橋の上
にセッティング。駅のすぐ前に広がる海原は群青に染まり、背後の丘では乾いた風にエルムの木が枝を揺らす。8月の高い太陽も、15時を
回ると景色に陰影を彫り込む角度まで高度を下げてきた。さぁ来い「トワイ」16時少し前、DD重連にエスコートされたダークグリーン
の豪華編成は、甲高いホイッスルを響かせて私の足元を颯爽と駆け抜けて行った。
過去2年、お盆休みに訪れては返り討ちに遭っていた北海道のブルトレ群。2007年シーズンは、負け戦には最初から挑まないことにして、
夏は北東北巡業に時間を割いた。課題山積の道南を攻めたのは虫の音響く秋に入ってから。チバラギ氏に誘われて、秋分の日連休に突発で
函館に飛んだ。この時期になると朝晩を中心にグッと気温が下がるようになり、ブルトレ撮影の難敵、噴火湾から発生する海霧に悩まされ
ることもなくなってくる。今回は直前まで天気予報をじっくり吟味したこともあり、3日間の行程でようやく溜まりに溜まった脳内Xアン
グルをフィルムに焼き付けることができた。
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07・09・22 大岸−礼文 PENTAX67 smcPENTAX400oF4ED RVP(+1) |
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初日は朝一のAIR DOで函館入り。予報の割に雲が抜けず天気がイマイチなので、まずはのんびりレンタで沿線を流す。めぼしいポイントを
数ヶ所ロケハンし、夕方大岸−礼文のカムイチャシ史跡で先行していたチバラギ氏と合流した。すると、さすが晴れ男×2パワーか(?)急
速に太陽周辺の雲が切れ、16時を回るとエロ光線の完全バリ晴れに!影が伸びてきたのが気になるが、ここは敢えて漢の勝負!! 海辺の複線
非電化を行く「トワイライト・エクスプレス」をペンタ400で迎撃した。
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2枚とも:07・09・23 旭浜−長万部 PENTAX67 smcPENTAX300oF4ED RVP(+1) |
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翌朝は日の出から文句なしのド快晴。海峡線にED79の「北斗星」を狙いに行ったチバラギ氏からも勝利確定宣言のメールが届く。私は、基本中の
基本アングルながら数年来の課題となっていた静狩のオーバークロスに三脚を据えた。単調な潮騒を奏でる噴火湾に一筋の光が走ると、水平線から
神々しいほどの御来光。 道床がオレンジ光線に染め上げられると、遥か遠方に見える長万部の街を抜けてくる2灯のライトが確認できた。まずは
大阪からの「トワイライト・エクスプレス」が下りブルトレ群到来のの口火を切る。早朝のスジゆえ秋でも正面に日が回り、ピンクのマークが青い
カマと絶妙なコントラストを見せてくれた。
約20分の続行で関東からの「北斗星1号」がやって来る。際どい時間の上り貨物がファインダーから消えると同時に、長い直線にDD重連
が登場!あまりに見通しが良いためゆっくりに見えるが、2両のカマは全力で唸りっぱなし。前照灯を現認してから数分後、ようやく大地
に轟音を響かせる14両編成がファインダーに納まった。
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07・09・23 豊浦−大岸 NikonF5 AFNikkor300oF4ED RVP100 |
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「トワイ」から「斗星1号」までの第一陣を撮り終えて豊浦へ移動。一昨年の夏は「エルム」狙いで汗だくになりながら線間の草刈りに精
を出したのに、全日程どん曇りという歴史的大敗を喫し勇気ある撤退を強いられたんだっけ…。よし、今日こそそのリベンジや!迷わず2
年前に構えた伐採地の丘に三脚を据えた。中判はペンタ400、35ミリは300ミリで共にタテ位置でセッティング。ペンタ400だと背後の噴火湾
がきれいに入るものの線路脇の道路をカットすることができない。35の300だと道路はいいが海が少ししか入らないのがもったいない。どち
らも一長一短なので両方構えてみたが、な、何と!交通量の少ない線路脇の道を、あろうこことか「北斗星」と同時に軽自動車が併走…。
こればかりは仕方がない、ここでは35判の写真を載せることにする。
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07・09・23 大岸−礼文 NikonF5 AFNikkor80-200oF2.8 RVP100 |
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バリ晴れの1日の締めは夕方の上り「トワイ」。だが、夏場と違って日の低い秋口では、どこでどんな角度から日が当たるのか見当をつけ
るのが難しい。とりあえず昨日段階で日照時間帯だった大岸付近が無難に撮れそうだと踏み、今日は線路際で被り付くことにした。通過30
分前に構えたときには正面光線だったが、徐々にサイドに日が回り始めた。背後にチラリと港を配して首を振ったところを狙う。背後の洞
爺湖サミット会場はご愛嬌。16時半頃、ファインダーに躍り出た「トワイライトエクスプレス」は、日没寸前の夕日に照らされてギラギラ
と輝きながらファインダーを駆け抜けて行った。
天気予報は翌日も晴れ。晴れる限りは骨の髄までしゃぶり尽くせ!というわけで、マルヨは伊達紋別の道の駅。明朝は数年来夏に撃沈し続
けている北舟岡−稀府の海バックを狙いたい。一方のチバラギ氏は、海峡線のナック「斗星」にもう一度チャレンジするとのことで函館方
面へと上って行った。さぁ戦果は如何に!?
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2枚とも:07・09・24 北舟岡−稀府 PENTAX67 smcPENTAX400oF4ED RVP(+1) |
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畑の突端のベスト位置を占領すべく夜明とともにアングルに先行。晴れは晴れでも“バリ”がつくほどではないのがやや心配だが、東の空
は雲もなく露出は満点で頂けるだろう。この好条件でかつ夢空間の団臨もあるのに、他の鉄ちゃんは後から現れた1人だけ。ちょっと肩透
かしを食った形だが、北海道くんだりまで来て大して広くもない場所でホモ撮りするのも御免だし、何よりバケヨンのアップ狙いは集中力
が命。撮影地人口は少ない方がありがたい。
しばらくして低い朝日が線路に差し込み始めた。よしよし、日の出の方角の稜線を見て一安心。タイミングよくチバラギ氏からもX確信の
メールが届く。テンションが上がったところでいよいよ先陣を切る「カシオペア」がやって来る。背後の踏切が鳴ると、重低音のDDサ
ウンドの響かせて、噴火湾沿いのストレートに渋く輝くシルバーの編成が登場した。
続いて「北斗星1号」が桧舞台に現れる。僅か十数分の差だがだいぶ光線が落ち着き、影も短くなった。「カシオペア」同様唸りを上げて
カッ飛んで来るDDを視線の先でロックオン。ナンバープレートがクッキリと像を結んだ瞬間にガッチリレリーズを押し込んだ。
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07・09・24 有珠−洞爺 NikonF5 AFNikkor300oF4ED RVP100 |
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数年来の課題を無事にこなし、次の「北斗星3号」は北入江(信)のSカーブへ移動。ここも昨年LIBERTY氏・キロラー氏と最後の「エルム」を撮り
に行き、曇天で返り討ちにあった因縁のポイントである。車の停め位置から僅か100m程だが、周囲の状況からは信じられないくらいの藪の
中の急斜面。しかもたった1年で周りの木々が猛烈に成長し、まるで別の場所かのように撮りづらくなっていた。幸い他に鉄ちゃんはいな
い。クマの出没が恐い代わりに、限られたポジションでベストの場所をキープすることができた。足首が曲がりそうな斜面でペンタ400 と35
判 300oの2丁をセット。 体勢は苦しいが、願い通じた好天の下、絶対激X極めないことには帰れない。先行のDF貨物はバッチリ押さえた。
そして遂に「北斗星3号」。心の準備はできている。いつでも来やがれ!青一色の長編成が常紋峠のようなSカーブに見事な弧を描く姿を、
2台のカメラは完璧に切り取った。67判は以前「撮影日記」で挙げたので、今回は35oのコマを紹介しよう。
宣言通り、これで無事に引き上げることができる。大岸−礼文で再度チバラギ氏と待ち合わせて原色DD牽引の4091レを撮り、氏は函館空
港から飛行機で、私は駅から「白鳥」〜「はやて」と陸路でそれぞれ帰路に就いたのだった。
前回の秋のブルトレツアーから2年。北海道の貴重なターゲットの1つ国鉄色のキハ183が引退することになった。最後のイベントとして
10月に1回、11月に1回、道内一周のリバイバル特急を運転するという。初回は「おおぞら」(函館〜札幌〜釧路)→団臨(釧路〜網走)→「お
おとり」(網走〜札幌)→「北海」(札幌〜函館)という行程。幸い体育の日の3連休にかかっており、比較的動きやすい。早々に参戦を表明し
たチバラギ氏に誘われて、私も金曜の最終便で千歳入りすることにした。
空港で氏のレンタに拾っていただき、一路西を目指す。明朝のポイントは長万部付近。キハ183は定番のSカーブを第一候補にしている。な
らばブルトレもその近辺で勝負するのがよいだろう。予報の割にすっきりしない夜空を眺めながら、交通量の少ない国道37号を流した。
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2枚とも:09・10・10 旭浜−長万部 PENTAX67 smcPENTAX400oF4ED RVP(+1) |
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深夜の中ノ沢駅で力尽きてマルヨ。相変わらずのモヤモヤ空に一抹の不安を感じながら寝袋に包まった。しかし!翌朝携帯のアラームで目覚める
と、目の前に広がる噴火湾は水平線から見事な紫のグラデーションに染まっていた。おぉ、これはド快晴の予感!気象庁発表が晴れ後雨でイチか
バチかの勝負で飛んできただけに、予想外の展開にテンションも急上昇。バタバタと身支度を整えてアングルに向かった。
接近戦のチバラギ氏と別れて、私は定番の静狩オーバークロスへ。目的を同じくする同志イチロー氏・Sケン氏のグループとバッタリ遭遇して三
脚を並べる。前回来たのは日曜日。「トワイ」と「北斗星」しか撮れなかった。今日土曜なら「カシオペア」を極めることができる。ペンタ400と
サンニッパを並べ、主役たちの登場を待った。
秋口のこの区間は、DDが実にい光線でやって来る。道南ブルトレの先頭に立つ青いデーデーは、日の当たる角度によって色合いが様々に変化する。
夏場の日が高い時間帯の爽やかなブルーもいいけれど、私には低く鋭い光を浴びた濃紺が一番のツボ。最高のコンディションで道南の雄を迎え撃つ
ことができた。
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09・10・10 長万部−静狩 PENTAX67 smcPENTAX90oF2.8 RVP(+1) |
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キハ183「おおぞら」を迎え撃つべく、長万部のSカーブへ。貨物をデジ撮りし、ペンタ400で4両ピタリの構図を決める。時刻表を見ると、本命の少
し前が「北斗星」の時間。だが、この画角でカマ込み14両の「北斗星」はとても無理。とはいえ本番直前に慌ただしく立ち位置を変えるのも不安であ
る。と思ってレンズを雲台に残したまま、ボディだけ外して90oを装着。いいねぇ!これなら長編成もバッチリ載りそうである。顔がブレる可能性も
あるが、背に腹は代えられぬ。ダッコちゃんにカメラをセットしワインディングを駆け抜ける青い流れ星を切り取った。
道南ブルトレは秋がいい。過去数年の教訓から、今年も体育の日連休に渡道を企てた。ウ●情誌のフ●ヤカメラの広告によると、この時期は落部−野
田生で「カシオペア」が朝日に輝く模様。青函トンネル工事の関係でスジが繰り下がって以来、もう撮れないと思っていたギラギラの寝台特急を求め
て、東京12時56分発「はやて27号」の客になった。
新青森まで約3時間半。いつも車で一晩かけてボロボロに疲弊しながらやって来る青森までこんなに簡単に着いてしまうとは!まぁ、その分コストも
かかっているわけではあるが、なかなか感慨深いものがある。新青森からは「スーパー白鳥27号」に乗り継ぎ、一路北の大地へ…向かうはずであった。
だが、ここで思わぬトラブルに見舞われた。青函トンネル内の信号故障のため、竜飛海底−吉岡海底間で先行する「スーパー白鳥25号」が立ち往生。
私の乗った列車も蟹田駅で抑止を食らうことになってしまったのである。困ったのはレンタカー。昔みたいに函館駅前営業所が24時間開けているなら
何時間遅延したって構わないのだが、近年の合理化でレンタ屋の営業時間は20時まで。所定だと18時53分着なので1時間余りの余裕はあるとはいえ、
抑止が長引かないとも限らない。下手にトンネルに入ると連絡手段が途絶えるため、念のため今のうちに電話で営業所のおねーさんと交渉。とりあえ
ず20時半までは待ってもらえることになった。
予感は的中。1時間ほどの抑止の後に我が列車もトンネルへ突入するが、やはり中で信号系統のトラブルに巻き込まれて30分ほど要らぬバカ停をかま
され、結局大遅延の末に函館に着いたのは20時40分だった。木古内時点でおねーさんに懇願電話を入れておいたおかげで、駅前の赤いNマークはまだ
煌々と明かりがついていた。缶コーヒーを1本差し入れて、無事2日半の足兼宿となる車を借り出すことができた。
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11・10・08 落部−野田生 NikonD700 AF-SNikkor70-200oF2.8VRU ISO200 |
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その夜は森付近でマルヨし、翌未明、ようやく今回の第一目的地、落部−野田生の定番に立った。薄明るくなる水平線には早くも先客のシルエット。考え
ることは皆同じようである。マゼンダのグラデーションに漁火が輝く光景をデジで撮るうち、徐々に周囲が明るくなってきた。上空はキンキンの星空。だ
が…どうも水平線付近がスッキリ抜けていない。微妙な靄から顔を出した太陽は、まるでクロード=モネの「印象 日の出」。当然光線のパンチも弱い。
う〜ん、苦労の末がこれかぁ…。条件の悪さに肩を落とすが、あと10分弱で通過時刻。今さら移動も叶わない。とりあえず後からどうにでもなるデジをメ
インに「カシオペア」を迎え撃った。
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11・10・08 礼文−小幌 PENTAX67 smcPENTAX400oF4ED RVP50(+1) |
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遠景が利くド快晴ではないだけに、確実な勝利を求めるなら近景のアップ構図に走るしかない。「北斗星」は礼文の直線でやろうと移動。ペンタ400でトン
ネル抜けの直線を狙う。DF貨物を数本撮ったあと、定時から若干遅れて青いデーデーが現れた。やれやれ、これで何とか戦果を持ち帰ることが出来た。
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11・10・08 北舟岡駅 PENTAX67 smcPENTAX300oF4ED RVP50(+1) |
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日中は山線のSLに転戦し、夕方には洞爺湖の畔を南下して北舟岡へ舞い戻って来た。この時期上り「トワイ」を非電化区間で撮ろうと思ったらもうここし
かない。一時期貨物との交換が設定されて撮影できなくなっていたようだが、幸い前回の改正で稀府交換に変わったらしい。通過30分程前に駅に着くと、す
でに先客が1名。よく見ると、何と湘南ナンバー氏であった。本当に、日本は狭い!以前はペンタの165oで撮ったので今日は300oで。 間もなく、日没間
際のエロ光線に照らされた濃紺のDDがファインダーに飛び込んできた。
Xを頂戴した後は、近くの湯らん銭で汗を流して、いざ森へ!今日の午後から単身出撃中のパンダの運転手師匠から宴のお誘いである。道の駅YOU・遊・もり
に車を置いて駅前で師匠行きつけの店の暖簾をくぐる。一仕事やっつけた後の海の幸は、最高だった。
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11・10・09 長万部−静狩 PENTAX67 smcPENTAX400oF4ED RVP50(+1) |
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駅前ホテル宿泊のパン運師匠と別れ、私はいつものカーマルヨ。冷えた空気とアラームで目を覚ますと、未明の空には今朝も星が瞬いていた。よし!早速エンジ
ンを始動し、東に進路をとる。今日はどこで撮ろうかな?同じく渡道中のどすこい氏からは、長万部Sカーブに向かうとの連絡。私もその後を追うことにした。
2年前、キハ183メインで来た時には標準で撮った同じS字を、今日はペンタ400で詰めて切る。どすこい氏の経験値によると、ポール6スパンで12両が載るとい
う。アングルはバッチリ。天気も昨日に比べてモヤが少ない。今日は行けるだろう。惜しむらくは日曜なので「カシオペア」がないことくらいか。間もなく、オ
レンジ色の朝日がレールを照らし始める。さぁ、いつでも来やがれ!しばらくすると、ダークグリーンの客車が長万部の街を抜けてくるのが見えた。
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11・10・09 静狩−小幌 PENTAX67 smcPENTAX300oF4ED RVP50(+1) |
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次の「北斗星」までは約1時間のインターバルがある。同じ場所で撮るのも芸がないし、アングルを変えようか。どすこい氏は礼文のカーブに行くとのこと。私は
立ち位置が狭まりつつあると言われる静狩カーブの俯瞰を押さえておくことにした。
何人かの鉄ちゃん仲間から伝え聞いていた行き方を思い出しながら獣道を進む。1箇所、僅かに木々の切れ間から線路を見下ろせる場所があった。ここか?いや、
狭過ぎだろう。だが、機材を置いて急斜面を散策するも、他に抜けている所は見当たらず。結論としては初めに見つけた場所が正規のポイントであるらしい。いや
はや、樹木の生命力には驚くばかり。もはや両側から枝が迫り、安定した足場からはカーブの奥しか切り取れない。手前まで列車を引っ張るには崖につながる急斜
面に三脚を立てるしかなかった。
ハスキーの足を1本だけ全開にしてセット。エレベーターを伸ばしたり縮めたりしながら、Y字に分かれた木の幹の合間に雲台を合わせる。2台切りは当然無理、
ペンタ300oの1本勝負である。さっぱりわからぬ編成長は、DF貨物で当たりを付けてポール7スパンと判断。斜めの地面に足首を捻じ曲げられながら、ようやく
準備が整った。8時半過ぎ、はるか遠方に1本の青い筋が見えた。静狩のオーバークロス付近を走る「北斗星」の姿のようだ。露出よし、水平よし、巻き上げよし!
苦しい体制で覗くファインダーに、堂々14両編成のブルートレインが美しく弧を描いた。
夏の道南は手強い。過去の苦い経験から百も承知ではあるが、他に撮りたいものがないうえ、いよいよ「トワイ」「斗星」にカウントダウンと聞けば、とりあえず
飛行機とレンタの予約くらい入れてしまうのは鉄の性だろう。ダメならダメで、週間予報が出た段階でトケればよい話。梅雨のうちから軽い気持ちで準備だけはして
おいた。
この夏は、出張続きで家の布団で寝られない日が続いた。慌ただしい中まめに天気サイトを確認していると、お盆前後の胆振地方は曇り時々晴れと良くもないが悪く
もない予報。一方他の地域は信越地区も近畿エリアも傘マークが現れる敗色濃厚の予測が出されていた。賭けるしかないか…。賽は投げられた。出張先の成田から帰
宅しスーツを脱ぐや、シャワーだけ済ませて機材を背負い、そそくさと羽田空港に向かった。
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14・08・14 有珠−洞爺 PENTAX67 smcPENTAX300oF4ED RVP50(+1) |
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深夜の千歳で借り出したN1を駆って37号線を一路西へ。今ツアー第一の標的は、昨今開拓によりお立ち台化していると噂の宇宙軒カーブの「トワイ」&「カシ」で
ある。以前来た時はカーブのイン側に日が当たる秋口の「北斗星3号」を撮った。今度はアウト側に日が当たるスジで、手前までカマを引いて切り取ってみたい。構
図もヨコ位置で、これまでと違う雰囲気で攻めてみようと考えていた。
伊達紋別の道の駅で仮眠から覚めると、翌朝は霧もなく穏やかな空に山の稜線がクッキリ浮かんでいた。時間とともに流れて来る雲を心配しつつも、御来光とほぼ同
時に現地入りして、三番手で三脚を立てる。思い通りの場所からペンタ300でセットした。線路に徐々に朝日が射し込み、露出はぐんぐん急上昇!初日からこんなにコ
トが上手に運ぶとは。油断大敵…と気を引き締めはするものの、緩んだ頬は戻らない。7時25分、心配御無用のままピンクのマークを掲げたDDがS字カーブに姿を
現した。幸先良い一勝にまずはガッツポーズ!
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14・08・14 大岸−礼文 PENTAX67 smcPENTAX400oF4ED RVP50(+1) |
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「北斗星」は、基本アングルながら今まで一度も来たことのなかった大岸−礼文のWトンネル抜きで迎え撃つ。ハイアングルで前列の団体さんの頭を抜いて、ペンタ400
にデジ200oの2丁切り体制を敷いた。太陽の方角に雲が湧きつつあるが、朝一からツイている今日の運勢ならきっと大丈夫…なはずである。強気の姿勢が効いたのか、
通過5分前に厚い雲は抜けた。さぁ来い!俄かに光線が強くなる中、トンネルの向こうに2灯のライトが光った。満点解答ではないが、よしとするか!
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14・08・14 北舟岡−伊達紋別 PENTAX67 smcPENTAX400oF4ED RVP50(+1) |
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返しはかねたから温めている場所があった。しかし、礼文華の峠の方角には怪しい雲が湧いている。一方で昭和新山と有珠山は青空を背に独特な山容がスッキリ。短い夏
休みにここまで来たのだから、Xカットは1枚でも多い方がよい。敢えてリスクテイクはせずに、安全策で北舟岡に落ち着いた。所定ならここで交換するはずの貨物も、
お盆休みならウヤになっているに違いない。駅外れのストレートを極められるのも期間限定というわけだ。
白っぽい空を見上げつつ駅前ので弱っていると、徐々に空気がクリアーになってきた。勝算あり!先行の「スーパー北斗」で準備体操は完了。16時過ぎ、海辺の無人駅に
猛スピードで侵入してくるDD×2のエンジン音が響いてきた。
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14・08・16 有珠−洞爺 PENTAX67 smcPENTAX400oF4ED RVP50(+1) |
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当時の道南ブルトレは、日程さえ合えば「カシオペア」「トワイライト」「北斗星」の3発を一網打尽に仕留められていた。「北斗星」は定期列車なので毎日運転、「トワ
イ」も繁忙期は2編成を動員して毎日運転、あとは泣いても笑っても1編成しかない「カシ」が下ってくる日が勝負の日。渡道2日目はこの「決戦の日」であった。しかし、
早朝こそ青空が広がったものの、7時前から雲が広がって完敗。悔しいので3日目もこの宇宙軒カーブに足を運んだ。
光線・線形ともに魅力的で、伐採が進んだこの数年で一気に室蘭本線のメジャー撮影地になったこのポイントだが、数ヵ月前から杭を植える工事が始まり、夏休みにはカマの
横に2本の電話ボックスが立つようになっていた。撮影地は生物であるとの格言をつくづく実感。2日前には電話柱は織り込み済みでヨコ位置ペンタ300oで構えたが、今日
は35判300oタテで杭を切って構えてみよう。正面がちの立ち位置に三脚を据え、ペンタ400タテの脇にペンタ300を装着したD800を並べた。
この日も幸い海霧はなし。通過直前に一時日差しが雲に遮られるも、5分前にはゴヒャク・ゴロクの全開露出になった。さぁ来い!気合を入れてレリーズを握ると間もなく、
カーブを切って重連のDDがファインダーに現れた。
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14・08・16 礼文−小幌 PENTAX67 smcPENTAX300oF4ED RVP50(+1) |
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次は、前日曇り空の下ロケハンした礼文華大カーブの俯瞰へ。かつては国道37号の脇からアウトカーブを見下ろす構図が一般的だったが、それももう四半世紀も前の話。すっ
かり築堤の木々も繁り、現在道路からきれいに編成を抜くことはできない。その代わり、法面工事が施された国道山側の斜面に登ると、さらに高い角度から同じアウトカーブ
をより雄大に見下ろせることが分かった。曇天下でも感動ものだった線形、これを晴れで極めずして北海道を去るわけには行かない!当然「北斗星」はこの場所で待ち受ける
ことにした。
雲多めの空模様にマンダ〜ラを警戒して、ペンタは300oタテで曲線部分を切り取る。一方のデジは強気にペンタ90を付け、広めの構図で構えてみた。8時45分、礼文華トンネ
ルから飛び出したブルーの長編成を確認。ペンタを巻き上げ指先に神経を集中。ちょうど太陽は青空ゾーンに入ったようだ。いける、撮らせてくれ!祈るような気持ちが天に
通じたか、最高条件で都合14両編成のブルートレインがファインダーに美しい弧を描いた。
翌日は、日の出直後こそ期待を持たされたが7時前から雲が広がり、終日パッとしない空模様。仕方なく伊達紋別の道の駅に併設された公園でのんびり読書に耽り、夕方室蘭の
地球岬で鉛色の太平洋を一人寂しく眺めて、千歳空港から帰還した。
道内ブルトレ3本体制最後の夏はこうして幕を閉じた。翌春からは「トワイライト」が姿を消し、やってくるのは2日に一度ずつ日替わりで下って来る「カシ」「斗星」のみ。
さすがに撮影効率が悪すぎて長期キャンプを張ることは難しい。レンタカーで幾日も車中泊を重ねる道南の旅、そんな酔狂な真似をすることは、おそらく二度とないだろう。
思い起こすと、これまで道南ブルトレだけを目当てに弾丸ツアーで渡道したことはなかった。最短でも土日をフルに使った1泊2日の行程。休前日の最終便で乗り込む0泊1日の
強行軍はこれが初めてだった。
落部−野田生の海岸沿いで朝日を受けたカシオペアが黄金色に輝くシーン。10年ほど前のスジでは5月の連休がベストシーズンで、海霧にやられるリスクも少なく非常に美味しかっ
たという。青函トンネルの新幹線工事に伴いスジが繰り下がってからは、春分・秋分の時期が程よい塩梅になった。雑誌やネットで公表された作品を見るにつけ、私もいつかは…
との思いを抱き幾星霜、ブルトレの去就が囁かれるようになり、そろそろ後がなくなって来た。
とはいえ、学校行事も立て込み休日出勤の重なる2学期、穴が開くほど手帳を眺めても輝く「カシオペア」を狙えそうな日程はなかなか絞り出せなかった。が、一点輝く希望の星が
文化祭翌日の代休の日。月曜なら「カシオペア」の運転がある。 クラスのお化け屋敷と部活の研究展示の撤収が順調にいけば、最終便で千歳に乗り込むことが十分可能なはずだ!文
化祭当日、生徒たちは担任の、顧問の予想以上にいい動きを見せてくれた。撤収は18時には完了!かくしてギリギリの隙間を狙ったカシオペア弾丸ツアーは無事実行に移されること
になった。
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14・09・29 落部−野田生 NikonF5 AFNikkor300oF4ED RVP100 |
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23時、閉店間際のレンタ屋で手続きをし、軽自動車で道南を目指す。仕事疲れを引きずりながら深夜の道央道をひたすら南下し、未明に落部のパーキング着。知らぬ間に眠りに落ち、
気づくと東の空が白み始めていた。
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14・09・29 落部−野田生 PENTAX67 smcPENTAX400oF4ED RVP50(+1) |
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14・10・18 大岸−礼文 PENTAX67TTL smcPENTAX300oF4ED RVP50(+1) |
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14・10・19 豊浦−大岸 PENTAX67TTL smcPENTAX400oF4ED RVP50(+1) |
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14・10・19 礼文−小幌 PENTAX67TTL smcPENTAX165oF2.8 RVP50(+1) |
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15・05・24 渡島当別−釜谷 NikonF5 AF-SNikkor300oF2.8ED RVP100 |
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15・05・24 礼文−小幌 PENTAX67 smcPENTAX165oF2.8 RVP50(+1) |
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15・09・16 渡島当別−釜谷 NikonF5 AF-SNikkor300oF2.8ED RVP100 |
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15・09・16 礼文−小幌 PENTAX67TTL smcPENTAX165oF2.8 RVP50(+1) |
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15・09・16 北舟岡−伊達紋別 NikonD800 smcPENTAX90oF2.8 ISO800 |
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