GALLERY01 鹿島鉄道最後の日々 1.DD902牽引「ふるさと駅フェスタ号」 自宅から石岡までは100q弱、常磐道を使えば車で1時間ちょっとで着く。この頃通い倒していた大糸線よりははるかに近い。未明 に家を出て、以前目をつけていた四箇村の直線には8時過ぎに到着。他の鉄ちゃんはまだいない。日が最も低い時期だけあり、東西からや や南東に振っているこの直線でも既にサイドの光線はバッチリ。早速ペンタ400を据え、先行でやって来たキハ602を戴く。そうこうして いるうちに辺りはマッタリとパニってきたが、JR本線色ガマ系激パに比べればカワイイものである。踏切が長閑に盛り上がる中、本日 の主役、DD902がキハ601を引き連れてファインダーに現れた。
撮ったら即撤収で追っ掛け。ターボとは無縁な我がMTボロ軽ではスタートダッシュもたかが知れているが、どうにか浜のオーバークロ スに先行。国道から霞ヶ浦バックのカーブを見下ろすと、以前から邪魔だったケーブルは当たり前だがやっぱり邪魔なままであった。そこ で3年前に発案した?誤魔化し策、ケーブルと霞ヶ浦の対岸の岸を重ねる作戦でセッティング。怪しいながらもX!
折り返しまで時間があるので玉造町の駅に行ってみた。臨時列車のタイトルにある「ふるさと駅フェスタ」が駅前で開かれている。屋台・ 部品即売会・切符販売・模型運転会などなど。それにしても鹿島鉄道は随分様々なグッズを用意しているものだ。切符に絵葉書、果てはキハ 600チョロQまで。個人的にはチョロQはキハ714や431・432の方が売れると思うのだが…。柄にも合わず切符なぞ少々物色し、車中で一眠 り。光線が回ったのを見計らってキハとの交換を撮影。定期のキハは島式ホームで交換するが、DL編成は普段使われない手前ホームに入っ ているのできれいにキハと並ぶ。
返しは色々考えたが、何せ区間が短いのとアングルを知らないのとで、結局ド定番の浜クロスで決定。それなりに人だかりができている 中列車を待つ。やがて12月独特の午後の赤みがかった光線を浴びて、DL+キハの変則編成が切通しから登場した。
これまた即撤収で追っ掛ける。目標は1発目を撮った四箇村直線の逆アングル。だが、行きに比べて停が少なかったこともあり、着いたと 同時に踏切が鳴り出す始末。あまり悠長に構えてもいられないので35o判手持ち1丁のみで無理やり撮影し、これにてメインイベントは終 了となった。 夕方は、これまた定番の桃浦−小川高校下でシルエットを狙う。霞ヶ浦の湖面に金色の夕日が反射してファインダーは眩いばかりに輝いて いる。しかし…やって来たのはKR500ばかりだった。やはり鹿島鉄道は難しい、そう実感した師走の1日であった。
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