撮影日記−新作公開−




















































NO. 96
DATE 04.16
96.DE10「富士」桜バック 竹中発車
2010.04.04 豊肥本線 竹中駅 NikonF5 AF-SNikkor300oF2.8ED×1.4 RVP100
  彩りに欠ける3月が終わり、西から順に花の便りが届いてきた。さぁ、今年もベルビアカラーの鉄道情景を切り取
 りに行く旅が幕を開ける!…と意気込んだは良かったが、季節外れの寒波の到来で、東京でも年度末に雪がちら
 つく始末。北極振動だか何だか知らんが、実に天候が不順である。 お陰で桜前線は九州・四国地方で停まったま
 ま。こうなったら、こちらから春を迎えに行くしかない。4月の第一週末は豊肥本線でDE&ハネの団臨がある。 ア
 ヤシいマークの掲出に二の足を踏んでいたが、コサカミ氏のお誘いもあり、思い切って出撃することにした。
  金曜夜の新幹線で京都へ向かう。八条口でコサカミ氏&H氏に合流し、ここから地獄の終夜運転。むくつけき野
 郎3人、深夜のハイウェイはロマンチックなわけもなく、交替制でハンドルを握りながら●●●q/h巡航で山陽道を




















































NO. 96
DATE 04.16
 
 ひた走る。今回の臨客は三重町までのスジが朝早いため間に合うかどうか微妙ではあったが、未明に関門を渡り
 日の出前に豊肥沿線に滑り込んだ。
  とはいえ、ホッとしてもいられない。何といっても今日の我々のミッションは「富士」ではなく“桜”を撮ること。変テコ
 看板のブルトレはあくまで“オカズ”なのである。ガッツリ食える満開の桜を探さねば!線路沿いを流すと、竹中駅の
 裏に見事な桜が咲いていた。ここの発車が6時54分。いくら朝が遅い九州でも春分から2週間、さすがに太陽は顔
 を出すだろう。よし行ける!いきなりのXポイント発見に意気揚々とセッティング。サンニッパにテレコンを付けて、
 顔面ブチ抜き構図で“オカズ”を待った。ところがどっこい、発車時刻になっても山際の雲に太陽が遮られ、この日は
 まさかの薄日負け(泣)。日中はバリ晴れて返しはXだったものの、メインのここが再履修課題に残ってしまった。
  だが、明日の予報は晴れのち曇り。天気図を見ても、高気圧の中心は東へ移動してしまう。 こりゃ諦めかな、帰
 るか!しかし、徹夜運転に耐えてきた身体はもう限界。所用のため列車で帰るH氏を見送ったあと、別府温泉に浸
 かった我々はここでバッテリーが切れ、そのままカーマルヨで一夜を明かしてしまったのだった。
  翌朝、コサカミ氏の「晴れてる!」という一言で起床。時刻は5時半、急げ!寝袋も畳まずに即出発し、昨日と全く
 同じ立ち位置に寸分たがわず三脚を据える。今日こそは…極まった!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 





撮影日記トップへ