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ひた走る。今回の臨客は三重町までのスジが朝早いため間に合うかどうか微妙ではあったが、未明に関門を渡り
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日の出前に豊肥沿線に滑り込んだ。
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とはいえ、ホッとしてもいられない。何といっても今日の我々のミッションは「富士」ではなく“桜”を撮ること。変テコ
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看板のブルトレはあくまで“オカズ”なのである。ガッツリ食える満開の桜を探さねば!線路沿いを流すと、竹中駅の
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裏に見事な桜が咲いていた。ここの発車が6時54分。いくら朝が遅い九州でも春分から2週間、さすがに太陽は顔
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を出すだろう。よし行ける!いきなりのXポイント発見に意気揚々とセッティング。サンニッパにテレコンを付けて、
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顔面ブチ抜き構図で“オカズ”を待った。ところがどっこい、発車時刻になっても山際の雲に太陽が遮られ、この日は
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まさかの薄日負け(泣)。日中はバリ晴れて返しはXだったものの、メインのここが再履修課題に残ってしまった。
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だが、明日の予報は晴れのち曇り。天気図を見ても、高気圧の中心は東へ移動してしまう。 こりゃ諦めかな、帰
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るか!しかし、徹夜運転に耐えてきた身体はもう限界。所用のため列車で帰るH氏を見送ったあと、別府温泉に浸
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かった我々はここでバッテリーが切れ、そのままカーマルヨで一夜を明かしてしまったのだった。
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翌朝、コサカミ氏の「晴れてる!」という一言で起床。時刻は5時半、急げ!寝袋も畳まずに即出発し、昨日と全く
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同じ立ち位置に寸分たがわず三脚を据える。今日こそは…極まった!
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