撮影日記−新作公開−




















































NO. 801
DATE 02.28
801.東武8000系8111F 馬込沢ストレート 
2026.01.09 東武野田線 馬込沢−塚田 NikonD800 AF-SNikkor500oF4VR×1.2クロップ ISO200
  受験学年の担任ということで年末まで自習室管理のお役目が輪番で回ってきて、特別な高揚感のないまま年越
 しを迎えた。とはいえ家族運用のルーティンはしっかりこなし、大晦日はドイツ村でイルミネーションを眺め、紅白で
 B'zと福山のタッグに感動しながら鍋をつつき、元旦は我が実家で墓参りを済ませてから奥方の実家に泊まるとい
 う極めて常人的な過ごし方をしたのだった。もはや宗谷ラッセルで雪にまみれて俯瞰に登ったり、極寒漆黒の三道
 嶺で建設型の大噴火に興奮したりしていたのが嘘のようである。
  だが、このままでは身体の芯まで“普通の人”になってしまう。これではいかん! と三が日が明けたところで近場
 の野田線に鉄初めに出掛けた…つもりだった。ところが、年末に撮った時より良い光線で来ると読んでいたスジが




















































NO. 801
DATE 02.28
 
 まさかの被りにやられて撃沈…。 これは鉄初めではなく近場の散歩だったのだということにして、数日後に仕切り
 直しに出ることにした。
  被りに懲りたので、今日の狙いは午前中の面タテ構図。前回敗戦後のロケハンで、踏切近くから構えると、馬込
 沢駅から直線を登ってくるところが長玉で撃てるのではないかとアタリを付けていた。果たして、ファインダーを覗い
 てみると、500oに×1.2クロップの600o相当で何とか障害物をすべてかわし、民家を顔で隠したところでシャッター
 が切れそうだった。三脚を据えて、慎重に上下左右のバランスを図る。最近SNS上ではくだらない手持ち/三脚論
 争がかまびすしいようだが、こんな構図は三脚構えてナンボである。先行電で微調整を繰り返して本番を待った。
  9時20分、駅を発車するツートンの姿を確認する。緩いS字のクランクを通り抜け、勾配を一直線に駆け上がって
 来る丸目顔にロックオン! 車体の左肩が奥の電柱に重なるくらいのタイミングで一気に連写する。まぁ極まっただ
 ろう。常に一発勝負だった銀塩時代に比べると気楽なもの。だが、モニターを確認すると、電柱の影がかからず、か
 つ背後の家が全て隠れたカットはたったの1枚。思った以上に薄氷を踏む勝利だった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 





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