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779.小湊鐡道キハ403・405 高滝ストレート
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2025.07.26 小湊鐡道 高滝-上総久保 NikonD850 AF-SNikkor300㎜F2.8VR ISO200
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前回挙げた回送列車は、里見発五井行き上り一番列車として折り返して行く。それほど時間はないので、立ち位
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置を変えて色づき始めた稲穂を強調し、標準レンズで1カット。これで早朝のミッションは終了した…と思ったら、周
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囲の鉄ちゃん曰く、タラコWは次の上総中野往復までで分割。 1時間余り後にやって来る下りが今日のラストチャ
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ンスだとのこと。8時近くなれば、列車の正面にも光線が回ってくるだろう。せっかくマーク無しのスッピンで、かつ草
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刈りがきちんと施されている貴重なチャンス。ここはガチガチの編成撮りで仕留めようと、サンニッパを持ち出した。
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先行のキハ200をとりあえず撮ってみて、構図を微調整する。アイレベルだと山の稜線が入らないが、しゃがんで
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ローアングルにすると青空までチラリと入りそう。その分足回りに干渉しそうな草を軽く処理して準備は完了。奥に
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並走する道路の電柱などは全て列車で隠し、背後の民家は瓦屋根で雰囲気もあるから良しとしよう。これで、あと
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は主役の登場を待つばかりである。 7時50分、賑やかになってきたセミの鳴き声の中、遠方で上総久保発車のタ
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イフォンが響き、踏切が鳴る。昭和の時代の日本の夏を思わせるような長閑な光景に、エンジンを唸らせながら昭
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和そのままのような国鉄型気動車が姿を現した。
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思い通りの1カットを押さえて、そのまま追っ掛け体制に入る。急がなくても里見の交換で追い抜いて上総大久保
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以遠なら余裕で追い付くだろう。途中石神に立ち寄るが、ただの荒れ野原のためパス。結局峠を越えて、上総中野
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の手前の踏切まで先回りした。生い茂る木々を掻き分けるように走る姿をサンニッパ面タテでもう一発。最後に陽
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も高くなりつつある中で、返しを上総久保近くの築堤で撮り、夏の小湊朝練劇場は無事に終演したのだった。
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