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津軽海峡は海霧の鬼門で、気まぐれな晴れのご宣託は信用ならなかったが、それでも今回は週半ばから自信満々
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のお日様マーク。コロコロ変わるSCWも、この日の午後はずっと安定の真っ黒空を示していた。きっと大丈夫なは
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ず!祈るような気持ちで青函トンネルを抜けると、海峡の向こう側には初夏の青空が広がっていたのだった。
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駅前でレンタを借り出し、まずはラッキーピエロで腹ごしらえ。ご当地の食を堪能し、いよいよリベンジの舞台、矢
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不来の函館山バックに乗り込む。タラコとはいえ電化区間の単行気動車、こんな地味な被写体に先客はいないだ
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ろう…と油断していたら、現地にはすでにレンタカーが1台。誰かと思いきや、東北から全国に遠征を重ねるうっか
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り鉄氏だった。その後も待っていると次々に車がやって来る。結局総勢10数名で14時のキハを見送った。到着時
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は光線が良くなかったこともあり、ヌケもイマイチだったのが、待機するうちかなり条件は良くなった。それでもウル
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サイ我々は、函館山に海から駆け上がる霧雲が掛かったのが気に入らん!とさらなる天気の回復を祈った。
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15時を過ぎると、風向きが変わったのか気温が下がったのか、しつこく山頂にまとわりついていた雲が文字通り
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雲散霧消した。海上のモヤもすっきり取れて対岸がどんどんクリアーに。SIGMAの50oをZ8に付けてヨコ構図、
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久々に引っ張り出した純正の50oF1.8をD850に付けてタテ構図。2台切りで本命の16時のキハを迎え撃つ。山影
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が徐々に線路に迫りくる中、紺碧の海面と好対照をなす朱色5号の気動車がゆっくりとファインダーに現れた。
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