撮影日記−新作公開−




















































NO. 776
DATE 07.02
776.道南いさりび鉄道キハ40 矢不来の函館山バック 
2025.06.08 道南いさりび鉄道 矢不来(信)−茂辺地 NikonD850 AF-SNikkor50mmF1.8G ISO200
  2年前にここで急行色のヨンマルを撮って以来、次はタラコを!と密かに狙い続けていた。とはいえ希望のスジに
 入るのは6日に1度、サイドに綺麗に陽が回るのは5〜8月のみ、それに津軽海峡や函館湾の気象状況を勘案す
 ると、少ない休みと重なるチャンスは皆無に等しかった。 が、梅雨の走りで関東の天気がぐずつく中、ふと出来心
 で函館の天気といさ鉄の運用をチェックしてみると…いけるではないか! 志を同じくするどすこい氏に声を掛け、
 予報的にも勝負に値するチャレンジだと意気投合。奥方に出張?の許可を願い出て、出撃準備は整った。
  当日は、旧知のN氏もお誘いして3人で東北・北海道新幹線を全線走破。しかし、東京から新青森まで空は安定
 した曇り模様で、とても風景的カットを狙えるような雰囲気ではなかった。まぁ、海峡線ブルトレチャレンジの頃から




















































NO. 776
DATE 07.02
 
 津軽海峡は海霧の鬼門で、気まぐれな晴れのご宣託は信用ならなかったが、それでも今回は週半ばから自信満々
 のお日様マーク。コロコロ変わるSCWも、この日の午後はずっと安定の真っ黒空を示していた。きっと大丈夫なは
 ず!祈るような気持ちで青函トンネルを抜けると、海峡の向こう側には初夏の青空が広がっていたのだった。
  駅前でレンタを借り出し、まずはラッキーピエロで腹ごしらえ。ご当地の食を堪能し、いよいよリベンジの舞台、矢
 不来の函館山バックに乗り込む。タラコとはいえ電化区間の単行気動車、こんな地味な被写体に先客はいないだ
 ろう…と油断していたら、現地にはすでにレンタカーが1台。誰かと思いきや、東北から全国に遠征を重ねるうっか
 り鉄氏だった。その後も待っていると次々に車がやって来る。結局総勢10数名で14時のキハを見送った。到着時
 は光線が良くなかったこともあり、ヌケもイマイチだったのが、待機するうちかなり条件は良くなった。それでもウル
 サイ我々は、函館山に海から駆け上がる霧雲が掛かったのが気に入らん!とさらなる天気の回復を祈った。
  15時を過ぎると、風向きが変わったのか気温が下がったのか、しつこく山頂にまとわりついていた雲が文字通り
 雲散霧消した。海上のモヤもすっきり取れて対岸がどんどんクリアーに。SIGMAの50oをZ8に付けてヨコ構図、
 久々に引っ張り出した純正の50oF1.8をD850に付けてタテ構図。2台切りで本命の16時のキハを迎え撃つ。山影
 が徐々に線路に迫りくる中、紺碧の海面と好対照をなす朱色5号の気動車がゆっくりとファインダーに現れた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 





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