撮影日記-新作公開-




















































NO. 771
DATE 05.10
771.わたらせ渓谷瀬鉄道DE10「トロッコわたらせ渓谷号」 松島橋 
2025.04.27 わたらせ渓谷鉄道 小中-神戸 NikonZ8 NikkorZ70-200mmF2.8VR S ISO200
  この日は快晴予報なるも、奥方がかねて一度行ってみたかったというあしかがフラワーパークに行く予定を立て
 ていた。渋滞を警戒しつつ、7時過ぎに家を出て東北道を北上。案外道は順調で、9時半には現地に到着した。
  園内は、数日前に「依田さんのお天気検定」の中継が入ったというだけあって樹齢100年超の大藤が見事だった
 が、それ以上に圧巻だったのが遊歩道の両側に広がるツツジの海! 右を見ても左を見ても赤・白・ピンクの雲海
 のようで、まるで三途の川の向こう側に来てしまったようである。関西から来たと思しき老夫婦などは「あんた、これ
 遺影にちょうどええんちゃう?」「こんな顔の周り花だらけやったら、遺影どころか棺の中やで!」と天然の夫婦漫才
 を繰り出す始末。思わずスナップ用に持参したPENFでシャッターを切るのにも力が入った。
  昼食時になると、各地から観光バスも到着して園内はいよいよ混みあってきた。土産物屋は通勤ラッシュ状態。
 ぼちぼちいいか…と13時半で撤収し、 新緑の渓谷ドライブという名目で渡良瀬川沿いに車を走らせることにした。
 久し振りに休みとシンクロしたこの天気でここまで来たのなら、チャンスを逃すわけにはいかない。トランクにはしっ
 かりZ8と70-200㎜も忍ばせてある。トロッコのスジを確認しながら北上し、小中の松島橋で列車を待つことにした。
  先客の方に伺うと今日は原色のカマが登板とのこと。若葉の色もピークで気合いが入る。時期的にサイドの光線
 が弱いと踏んで、フェンス越しにハイアングルで機材をセット。すぐに遠方からDE独特のジョイント音が聞こえてき
 た。呆れる奥方を横目にプロ4と脚立を片付けて追走を開始。急がなくても水沼の停で追い越し、本宿付近でもう1
 発迎え撃つ。淡い緑と朱色の機関車のコントラストが良く映える。ようやく我がファインダーにも春が到来した。





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