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770.深沢銭洗弁財天と箱根登山モハ1・2形 塔ノ沢ホーム
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2025.04.23 箱根登山鉄道 塔ノ沢駅 NikonD800 AF-SNikkor35mmF1.8G ISO200
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今年の春先は、近年稀にみるほどの絶不振だった。天気は不安定で晴れても黄砂の襲来を受けて空は真っ白、
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桜も開花が早いかと思いきや3月下旬の気温の低下でなかなか咲き揃わず、疎らに葉っぱが芽吹いてきてしまっ
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た。その上、ダイヤ改正後ただでさえ被写体が枯渇しているというのに、銚子電鉄はグレーの南海が本線デビュー
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し、小湊は開業100周年だかの冴えないマークがキハの先頭を飾っていた。 挙句、私自身もついに受け持ちの生
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徒が受験学年となり、仕事が多忙で稼働率が急落。隙間時間を縫うように頑張って出撃しても、車輛の運用が悪
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かったり予期せぬ来る曇るにやられたりと、すっかり鉄イップス状態に陥っていた。
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そんな中、約1ヵ月ぶりに我が休みの日に晴れ予報が現れた。ここ数日の空気のヌケからして綺麗な青空は期
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待できなさそうだが、それでも関東一円にお日様マークをチラつかされたら黙っているわけにはいかない。最近目
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をつけている東武のスペーシアか、新緑眩しい箱根登山か、悩んだ末に箱根の山に旧型電車を追うことにした。
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ところが、ダメなときはダメなもので、 家を出るときには靄っぽいながらも日差しがあったはずなのに、小田厚を
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進むにつれて雲が増えてきた。湯本を過ぎて山に差し掛かるとすっかり上空は曇天模様。ここまで来ると、もはや
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お祓いが必要なレベルである。 結局狙いの大平台近辺は新緑は見頃ながらも全く陽が届かず、思い描いた条件
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とは程遠い絵しか撮ることができなかった。こうなったら本気でお祓いをするしかない!不貞腐れて帰ろうと思った
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が、帰り際に弁天様のある塔ノ沢駅に寄ってみることにした。 紫陽花時期のバルブが有名なこの場所だが、若葉
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煌めくこの時期の昼間も悪くない。構図を調整し、鳥居の向こうにオールドタイマーの連結面を抜いてみた。
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