撮影日記−新作公開−




















































NO. 768
DATE 04.12
768.銚子電鉄2000形2002・2502 君ヶ浜カーブ 
2025.03.23 銚子電鉄 君ヶ浜−海鹿島 NikonD850 AF-SNikkor300mmF2.8VR×1.2クロップ ISO200
  この春は、空気のクリアな晴れになかなか恵まれなかった。2月こそ狙っていたスペーシアの富士山バックや江ノ
 電の七里ヶ浜の俯瞰を仕留めたが、3月に入ると休みの度に曇りがち。そのうえ、家から近い小湊鐡道は開業100
 周年とかでヘッドマークが付くし、花の時期が魅力的な大井川鐵道も客車は毎日オレンジのトーマス仕様ばかり。
 カマ置換え間近の中央西線の8084レも、冬光線のベストシーズンを過ぎた今となっては、過去作の劣化コピーを生
 産するのが関の山。そろそろ菜の花も咲こうというのに、出撃意欲はへし折られっぱなしだった。
  ようやく久々の出撃機会が巡ってきたのが、3学期の終業式を翌日に控えた日曜日。 奥方は甥っ子の顔を見に
 実家に帰っているし、生徒の出演するオーケストラ部の定期演奏会は午後開演。晴れ予報の下、朝から半日は自




















































NO. 768
DATE 04.12
 
 由に動くことができる。行き先に選んだのは銚子電鉄。そろそろ南海譲渡車の第2編成が始動が近いというので、
 赤い湘南フェイス2000形も去就が噂されている。時期的にも、早朝の君ヶ浜カーブで正面に充分陽が回る季節に
 なってきた。 運用ばかりは行ってみないとわからないが、当たるも八卦当たらぬも八卦。とりあえず始発から構え
 ていれば、確立2/3で湘南フェイスか緑の南海か、撮りたい被写体に出会えるのは間違いない。1月以上ぶりに
 ワクワクしながらハンドルを握り、未明の京葉道を東に進んだ。
  現地はGPVの予測に反して雲多めだったが、それも徐々に抜けて来るだろう。下り一番電車を確認すると、ビン
 ゴ!赤い湘南フェイスが入っていた。1往復目は雲が抜けず見送りだが、次のスジに期待だろう。希望的観測通り
 40分も経つと青空ゾーンが広がり朝日が射し込むようになってきた。2往復目の後追いで構図をチェック。D850に
 サンニッパを装着し、×1.2クロップの360o相当のタテ構図。 すでに何度も構えているポジションなので、試し撮り
 はピタリと画面に収まった。さぁ、いよいよ本番である。電車はゆっくりと君ヶ浜駅を発車。往路では点いていなかっ
 た前照灯もバッチリ輝き、ノーマルのサボを引っ提げた湘南フェイスがファインダーに飛び込んで来た。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 





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