撮影日記-新作公開-




















































NO. 755
DATE 12.21
755.東武100系スペーシア「きぬ110号」 下小代大築堤 
2024.11.13 東武日光線 下小代-板荷 NikonZ8 NikkorZ70-200mmF2.8VR S ISO200
  先日訪問した際に痛く後悔した朝の下小代築堤。いくら二番穂がきれいだったと言っても、寒い日が続けば日に
 日に色褪せて田んぼは冬枯れ色になっていくだろう。リベンジ案件は早めにトライしておくに越したことはない。 次
 の休みとなったこの日、未明からハンドルを握り、日の出と同時にこのポイントに滑り込んだ。
  現地は相変わらず金色田んぼで収穫前のような雰囲気。運用は朝の上り2本が原色編成ということで気合いが
 入るが、どうも太陽の角度を見る限り、7時過ぎに通過する1本目は定番の立ち位置からだと影が抜けなさそうな
 様子。ならば、所定の構図は2本目に譲るとして、撮り方を工夫することにしよう。快晴のお蔭で背後の日光連山も
 クッキリだし、真横に近いアングルでバックに山並みをあしらえばそこそこの絵にまとめられるはずだ。
  小さい川を渡った先の農道の片隅に三脚を立て、Z8は編成ピタリの70㎜相当で、D850は川面を広めに入れて
 50㎜でセットする。間もなく築堤上にオレンジ帯の原色スペーシアが登場。国鉄型に惹かれた我々としては甲高い
 モーター音に心ときめくものを感じるが、高級車のように静々と姿を現すのも看板特急らしくエレガントである。鋭い
 朝日に流線型の先頭部が朝日にギラつく瞬間を切り取った。
  約40分後の「けごん12号」は、従前狙っていたポイントで無事に陽が当たって撮影。これにて朝の部の後悔は全
 て取り返した。さて、次はどこに行こう? だが、ロケハンのために鬼怒川線沿線を流すが目ぼしい場所も見当たら
 ず、午後の部に期待したものの、昼過ぎから急激に雲が広がり撤収を余儀なくされた。そういえば、昔から磐西や
 米坂を攻める度に栃木・福島県境の悪天候を目の当たりにしていた。東武特急は案外難敵なのかも知れない。





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