撮影日記−新作公開−




















































NO. 742
DATE 08.28
742.小湊鐡道キハ403・405 上総大久保俯瞰 
2024.07.07 小湊鐡道 上総大久保−月崎 NikonD850 AF-SNikkor300oF2.8VR ISO200
  小湊の北海道マーク付き観光急行第2弾は「利尻」。現役時代はDLやキハ400、それに繁忙期の増結で先頭に
 立ったキハ56のイメージが強く、タラコのヨンマルはピタリとハマるわけではないものの、一連のイベントでは最もデ
 ザイン的に魅力的で我々世代に“刺さる”看板だった。ただ、問題は運転期間が7月というところである。梅雨後半
 のこの時期は、時おり中休みに恵まれる6月以上に好天が見込めない。そんな中、この日は晴れそうな予報が出
 た。ならば勝負は早いうちに仕掛けよう!買い物ついでの家族運用で房総半島に足を延ばした。
  先月の「天北」と同じく上総牛久の珍来で昼食を済ませ、午後のひと山狙いで上総大久保へ。本命の第四養老川
 橋梁のアングルに場所取りを施してから、往路を俯瞰で撮ろうと山道を登った。どうせ陽は高いし、後追いで撮るな




















































NO. 742
DATE 08.28
 
 ら風景的に狙った方がよいだろう。一面緑の世界に朱色5号の2連はなかなか映えるはずである。
  呆れる細君を横目に斜面をスイスイと上がってポジションを押さえる。築堤真横は足回りの草が煩いため、メイン
 は駅入線の首カックン。先客数名と狭い立ち位置にレンズを並べて列車を待つ。程なく眼下の踏切が鳴り、東北辺
 りの地方路線を思わせる情景に非電化ローカルの主役だったキハ40がゆっくりと滑り込んできた。
  本来ならば、これはついでのカットのはず。 だが、この写真を挙げるということは…ご想像の通りで、返しは本命
 の急斜面にスタンバイ。 ところが、わずか40分ほどで急速に薄雲が広がり、露出1段半落ちのパンチに欠けた光
 線で本番「利尻」は鉄橋を渡って行ったのであった。 しかも翌週は只見色のヨンマルが登板、さらにその翌週から
 は単行運転に格下げ? と観光急行はどんどん魅力を失っていき、それに合わせて我々のヤル気もすっかり削が
  れてしまったのだった。こんな中途半端ならさっさと里山トロッコに復活してもらって、ヨンマルは定期スジで朝から
 晩までバンバン走り回ってもらいたいものである。来月はラストの「宗谷」だが、どうなることやら…。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 





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