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727.小湊鐡道キハ200 石神の河津桜
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2024.03.03 小湊鐡道 養老渓谷-上総大久保 NikonZ8 NikkorZ17-28mmF2.8VR S ISO200
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3月に入ると、各地から一足早い春の訪れを告げる花々の開花が伝えられるようになる。今年も伊豆や房総では
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河津桜が見頃を迎えているという。3学期もあと僅かとなったひな祭りの日曜日、せっかくの好天で家にいるのも勿
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体ないので、冷やかし半分の軽い気持ちで小湊鐡道沿線に家族運用で花見と洒落込むことにした。
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単独運用で鉄活動に夢中になっていた頃では考えられないが、休日の朝寝坊をたっぷり楽しんでから10時半頃
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家を出発。もはや往路の行楽渋滞もすっかり解消した館山道を走り、いつものルートで小湊沿線に入る。 上総牛
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久のラーメン屋で昼食を摂り、菜の花を愛でながら南下した。非鉄の奥方を延々撮影地で待たせるのも気が引け
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るため、上手く時間調整をしながら、午後のキハの15分ほど前に目を付けていた石神に到着。菜の花はまだまだ
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咲き始めで疎らだったものの、河津桜は読み通りの満開であった。
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それにしてもこの場所、“映え”を狙う程度のお手軽カメラマン的にはいいのかも知れないが、本気で撮ろうとする
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と光線状態が難しい。早朝の列車を逃すとサイドに陽が回らず、鉄的にはベストなライティングとは言い難い。その
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うえ、桜と列車の位置関係も定番地のように一筋縄ではいかない。悩んだ末に雰囲気重視で広角勝負。22㎜相当
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で河津桜の周囲で構える人々も敢えて入れ、サイド潰れ光線も手前に落ちる影を造形として取り込めば良しとして
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構図を決めた。巷で流行りのただユルいだけの写真は疑問だが、これだけ考えればどうにか絵にはできるだろう。
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間もなくタイフォン一声、列車がゆっくりと通り過ぎる。まずはOK!養老渓谷ですぐに折り返してくる返しの列車を
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今度は桜メインで撮り、この後は大多喜の観光へとさらに南に車を走らせた。
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