撮影日記-新作公開-




















































NO. 720
DATE 03.04
720.小湊鐡道キハ405・403 上総川間発車 
2024.01.16 小湊鐡道 上総川間-上総鶴舞 NikonZ8 NikkorZ70-200mmF2.8VR S ISO200
  さすが冬場の関東平野はよく晴れる。銚子電鉄に行った2日後、休みの火曜も好天の予報。ならばじっとしている
 わけにもいかず、前夜の牛久滞泊にタラコWが入ったという報をキャッチして、日の出前から小湊鉄道に展開した。
 我が予測ではタラコ編成は朝2番のスジに入り、10レを日の出直後の光風台の第一養老川橋梁で撮れるはず…と
 踏んでいたが、想定外の1本早い列車に入り、陽が当たる前に現場を通過。残念!その代わり、折り返しの7レは
 養老渓谷まで入る。アングルの自由度でいえばむしろ好都合。日の出時刻と光線を考えながら沿線を流した。
  1年で最も日の出が遅いこの時期の7時台の列車は撮る場所を選ぶ。山影が抜けないのは話にならないが、陽
 が上がってしまうと単なる冬枯れ写真。この時期ならではを狙うには日の出直後の光線を求める必要がある。とい
 うわけで、1発目は田んぼの中の上総川間駅発車。通過30分前に陽が射し始めたのを確認して機材をセットした。
  辺りに人気はなく、構図は好き放題。本命はD850にサンニッパ、天地がカツカツになるリスクを考慮してサブにZ
 8に70-200㎜で2丁切り体制を敷いた。結果論、このリスクヘッジがモノを言った。7時40分過ぎ、タラコ2連の列車
 が到着すると、高校生の集団がわらわらと降りてきた。一見周囲に何もないように見えるが、地図で確認すると近く
 に学校があるらしい。しまった、これはスナップの絶好の被写体ではないか!と思ったが、せっかくのタラコ様を刺
 身のツマにするわけにもいかないし、この立ち位置では今さらどうにもならない。それどころか、列車が発車すると
 件の高校生集団は線路に並行する道路を歩き始めた。タイミングは最悪!サンニッパ構図は、狙いの定まらない
 中途半端な高校生カブリとなってしまったが、辛うじて200㎜構図のみ端正な編成写真を切り取ることができた。





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