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715.東武8000系8111F 江戸川橋梁
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2023.12.21 東武野田線 南桜井-川間 NikonZ8 NikkorZ70-200mmF2.8VR S ISO500
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ようやく2学期も終わりを迎え、期末テスト後の採点期間に入った。割合サクサクとマル付けが進んだこともあり、
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この日は午後半休をもらって撮影に出掛けることにした。ターゲットは、秋から野田線運用に入るようになった東武
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8000系の8111F。東武博物館が所有する、車齢60年を数える関東私鉄の生ける化石である。
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ただ、この東武の至宝に近頃「東武鉄道杯メモリアルトレイン」なる少年野球・サッカーの冴えないマークが付いて
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しまったらしい。うむむ…一瞬躊躇したが、マークが外れるのを待ち過ぎるあまり機を逃してしまうリスクもないでは
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ない。とりあえずアリバイ作りに撮りに行くかと、昼過ぎに船橋駅から大宮行きの急行電車に乗り込んだ。
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家から1時間余りで江戸川を渡って埼玉県に入り、南桜井駅に着く。線路沿いの道を歩くこと約10分で野田線の
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ハイライト、江戸川橋梁に到着。 平日ということもあり、先客はわずか3名、うち中高生2名という平和な雰囲気で
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構えることができた。運用を読み違えたため、まず1発目は15時過ぎに背後から来る柏行き。太陽付近に雲が横
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たわっていたが、どうにか通過直前に青空が広がって、後追いながらアリバイ証明をすることができた。
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さて、本当の本命はこの返しである。時刻表を追うと、鉄橋通過は16時17分。日の入りが16時半なので、文字通
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りの瀬戸際勝負である。幸い太陽周りの雲は消えた。腹を括って寒風に耐えながら待つことにした。
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河原に影が伸び行く中、時刻は16時15分を回った。鉄橋上はギリギリセーフ。さぁ来い!間もなく鉄橋上にツート
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ンカラーが登場。限界光線に照らされて、颯爽とファインダーを駆け抜けていった。機材をしまうと辺りはすっかり影
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に覆われていた。マークさえなければ最高の1枚。すっぴんに戻ってからの再訪を誓い、この場を後にした。
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