撮影日記−新作公開−




















































NO. 711
DATE 11.29
711.EF64-1000重連8084レ 糸瀬山カーブ 
2023.11.07 中央西線 倉本−須原 NikonD850 AF-SNikkor300oF2.8VR ISO200
  ちょっと前まで「思い立ったら九州・四国・北海道、1日休みでも飛行機前乗り&レンタカーを使えば、日本全国津
 津浦々行けない所などどこにもない! 」と大見得を切っていたのが嘘のように、8月以来公私ともに多忙となり、カ
 メラを持って県外に出ることすらないまま約3ヵ月が過ぎた。生来のインドア派ならそれでも平気なのだろうが、あろ
 うことかこちらは重度の鉄ちゃんときている。 これはいい加減病気になるぞ…と思っていたら、案の定10月末に人
 生初のインフルエンザに罹患してしまった。もはや我慢の限界である。というわけで、体調も回復したこの日は、前
 日から未明出発の遠征を宣言し、推定秋色の中央西線に車を走らせた。
  予報は雨のち晴れ。普段なら眉唾を警戒するが、GPV改めSCWを見るに昼前から長野は県内全域急激に雲が




















































NO. 711
DATE 11.29
 
 抜ける模様。ここ数日晴れ続きで空気が濁っていた分、これは良い方に転ぶのではないかと賭けてみた。実際中
 央道で甲府盆地までは雨、諏訪湖辺りで曇りになり、塩尻ICで降りて木曽谷に入ると徐々に雲が切れてきた。
  それでも、8084レを狙おうと考えていた糸瀬山カーブ付近はまだまだ曇りベース。列車通過まであと1時間余り。
 激的回復に期待して三脚だけ立てて待つ。と、お隣の先客氏曰く、強風による倒木の影響で、朝から上松−南木
 曽は運転見合わせていたとのこと。確かに、しばらくすると約3時間遅れでEH牽引の6088レが登場した。何てこっ
 たい、このポイントは定時を過ぎると光線は悪くなる一方。列車の遅れは致命的である。だが、他の先客氏の見立
 てでは、11時半には運転を再開したし、再開後に松本を出る8084レは所定で来るのではないかという。 こうなった
 ら、来ると期待してベストを尽くすしかない。定番の中望遠ヨコ構図で国道19号がバックに入るのを嫌い、ここは敢
 えて編成を切ってでも道路をカットすべしと、サンニッパのタテ構図でスタンバイした。
  心配は杞憂に終わった。 12時半過ぎ、ストレートの奥に2灯のライトが光る。青にクリームの警戒色、紛れもなく
 原色ロクヨンの重連である。動体予測の置き位置を確認して、2度3度とレリーズを半押し。動作を確認してから主
 役をファインダーに捉えた。 推定通り色付き始めた山裾に、山男にエスコートされたタンク車編成が弧を描く。やっ
 ぱりこの場所はこの撮り方がベストだねぇ! 列車通過後、一人モニターを覗いて悦に入ったのであった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 





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