撮影日記−新作公開−




















































NO. 710
DATE 11.21
710.小湊鐡道キハ403・405 月崎駅入線 
2023.10.16 小湊鐡道 月崎駅 NikonD850 AF-SNikkor300oF2.8VR ISO200
  毎年のことだが2学期、特に10月は学校行事に定期テスト、それに諸々の校務が重なりとにかく忙しい。今年も
 月半ばに、令和のご時世にあるまじき14連勤がブチ込まれ、カレンダーを見て戦々恐々としていた。さすがにこれ
 は四十を超えたオジサンには身も心も限界オーバー。というわけで、連勤6日目に当たる中間テスト初日は、午後
 から半休を頂いてリフレッシュに勤しむことにした。
  行先は、昼過ぎに出ても撮影可能な小湊鐡道。タラコの運用は読めないが、沿線の秋の進み具合を確認がてら
 軽い気持ちで訪れることにした。昨年実績で、銀杏の葉が黄色く色づくのが11月半ばだった。当然紅葉は期待でき
 ず、リサーチ対象は柿やコスモスとなる。コスモスは程よく見頃なるも、きれいに列車と絡められる所が見つからず




















































NO. 710
DATE 11.21
 
 にスルー。一方、柿はぼちぼち実が赤くなり始め、頑張れば絡められなくはない感じ。サイドへの陽の回りは弱い
 のは覚悟の上で、構図の端に柿の木を絡められる上総鶴舞の雷神下踏切で300oをセットした。
  ところが、全天9割以上青空の晴れベースだったのに、タイフォンが聞こえてくると同時にチビ雲ストライクで露出
 が急降下。どうせキハ200だろうし、まぁいいか…と割り切っていたら、何と木陰から顔を出したのはタラコ2連の豪
 華編成だった。これは黙ってはいられない。追っ掛けてでも晴れカットを仕留めるべし! 里見の交換停を使えば、
 末端区間までに追い抜くことも可能だろう。すぐさま機材を片付けてハンドルを握った。
  道がガラガラだったこともあり里見どころか高滝で列車より先行した。ただ、厄介なのはただでさえ沿線各所が草
 ボーボーで足回りが抜けていない上に、季節的にあちこちに山影が迫っている。おまけに9月の大雨被害で月崎以
 南が運休中のため、困ったときの定番上総大久保もダメ。とりあえず陽が射し込みそうなポイントを当たっていくう
 ち、暫定終点の月崎駅のすぐ近くまで来てしまった。が、福音はここにあった。 ホームに滑り込む最後の直線にベ
 タベタな光線が当たっているではないか!ホーム端に三脚をセットし、サンニッパ1丁でファインダーを覗く。あれこ
 れ考える間もなく、西日を浴びてよりオレンジに染まったタラコヨンマルがゆっくりと姿を現した。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 





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