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709．小湊鐡道キハ403 第一養老川橋梁
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2023.09.19 小湊鐡道 光風台－上総山田 NikonＤ850 AFDCNikkor135mmF2 ISO200
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前から薄々感じてはいたが、我々リアル鉄ちゃんの行動パターンというのは、常人にとっては想像のはるか斜め
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上をイっているらしい。 一般世界の住人と同居を始めてから、そう軽々しく「明日晴れそうだからちょっと北海道に
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行ってくる」とか「カマの運用が良さそうだし九州に飛ぶわ」といった発言を口にするのが憚られるようになってきた。
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まぁ、これはある種の本能だからそのうち我慢できなくなるのだろうが、何事も初めが肝心と言うし、この秋は紅葉
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ラストシーズンの東鹿越を諦め、錦秋の阿哲峡俯瞰も昨年の作品で自分を納得させて、常識人の皮を被ることに
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全力を傾けている。とはいえ、全くの非鉄では心が枯れてしまう。この日は小湊のタラコ運用に目を付け、少し早起
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きして沿線に展開することにした。
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９月も半ばを過ぎると日の出の時間も遅くなり、朝一上りの２列車も日照限界を迎えるようになる。この日もとりあ
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えず光風台の鉄橋を目指すが、陽が出るかどうかは五分五分の感じ。それでも後悔はしたくないので、Ｄ850に135
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㎜で構図をセット。間もなく鉄橋のガーターに淡く朝日が射し始めた。通過まであと３分余り…これは行けるかも！
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強気の露出でレリーズを握る。まるで真冬の祖母島で吾妻カッターを狙っていた頃のような緊張感。稜線から太陽
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が顔を出し、一気に露出が上がった。と、タイフォン一声、ヨンマルが駅を出発する。高鳴るエンジン音とともに絞り
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をグイっと回していざ勝負！文字通り日の出直後のベタエロ光線を浴びて、タラコ単行が鉄橋上に躍り出た。
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次の１往復は､本来上総中野まで行くはずが夏の台風の影響で末端区間が不通になったため月崎止め。上総大
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久保などメインの撮影地が潰れているのが非常に痛い。しかたなく里見のタブ交換を撮って引き上げたのだった。
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