撮影日記-新作公開-




















































NO. 708
DATE 10.28
708.小湊鐡道キハ405 上総鶴舞カーブ 
2023.08.17 小湊鐡道 上総鶴舞-上総久保 NikonZ8 NikkorZ17-28mmF2.8VR S ISO200
  この夏も、昨年・一昨年と同様「DLやまぐち」の運転日が近づくと天気が不安定になった。 それに加えて今年は
 親戚回りの日程も立て込んで、津和野盆地のDE重連は早々に断念となった。ならばトキ鉄の夜行くずれで早朝エ
 ロ光を…とも考えたが、連日の暑さでバテてしまい諦めた。まぁ全く撮ったことのない被写体でもないし、昔ほどフッ
 トワーク軽く飛び回れるほどの気合がなくなってしまったのも、悲しいかな現実というヤツである。
  それでも、全く鉄しないのも精神衛生上よろしくない。というわけで、田んぼに稲があるうちに履修しておきたかっ
 た上総鶴舞カーブのタラコ40を狙うことにした。SNSで運用を追うと、今日は単行ながらキハ405が夕方のいいス
 ジに入りそうである。朝のうちは雲多めだったが、夕方にかけて晴れてくると踏み、昼からのんびり車を走らせた。
  気候が温暖なせいなのか、 首都圏を対象に早場米を生産しているからのか、房総半島は他の地域に比べて田
 植えも稲刈りもとにかく早い。例年桜が咲く頃には田んぼに水が入り、お盆を過ぎれば収穫が始まってしまう。鶴舞
 カーブも油断してはいられない。だが、その不安は杞憂に終わった。現地は収穫どころか、区画によってはまだ青
 さの残る稲穂が徐々に首を垂れつつある状態。色付き的には物足りないが、夏の絵としては充分及第点である。
  さて、これだけ広々と田園風景を入れられるのなら、ここは思い切ってZ8に17-28㎜という新兵器を持ち出そう!
 ミラーレスのアドバンテージは、後玉とセンサーの距離を近付けることによる広角レンズの性能向上にあると聞く。
 ゆえに20㎜・28㎜の単玉を手放してこのズームを入手した。下振り構図で稲穂を入れて、28㎜相当で構図をセッ
 ト。間もなく、遠方でタイフォンが鳴ると、聞き慣れたエンジン音を響かせてタラコ色の単行がやって来た。





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