撮影日記−新作公開−




















































NO. 705
DATE 09.26
705.小湊鐡道キハ403 第四養老川橋梁 
2023.07.29 小湊鐡道 上総大久保−養老渓谷 NikonD850 AFNikkor180oF2.8 ISO200
  五井のTOHOシネマズで映画を鑑賞し終えたのが14時過ぎ。SNSに上がっているここ数日の運用情報を解析す
 ると、朝のタラコ2連は解消され五井14時34分発の21A列車で単行になって下る見込み。往路はまだ陽が高くいい
 場所が思い浮かばないが、返しなら上総大久保付近が良い塩梅だろう。暗い劇場から陽光と熱気が溢れる外に出
 て、南に向かって車を走らせた。
  かねてから目を付けていたのが、上総大久保の少し先にかかる第四養老川橋梁の鉄橋を杉林の合間から狙う
 ポイント。駐車スペースでバッタリ出会ったかわっぺ氏と白鳥小学校の前の道をてくてく歩いてアプローチした。 16
 時を過ぎたとはいえ午後の日差しが容赦なく照り付ける。幸い木立の中の斜面に立つ我々は少しは凌ぎやすいも




















































NO. 705
DATE 09.26
 
 のの、風が通らないのが辛いところである。Z8に70-200のヨコ構図とD850に180oのタテ構図の2台をセットした。
  喋りながら列車を待っていると、7月とはいえ近くの木の影が急速に伸びてきた。2連だったら2両目は完全に影
 がかかってしまう。やや物足りないと思っていたが、ここは単行なのが功を奏した。しばらくすると、蝉時雨を切り裂
 くように遠方でタイフォンが鳴る。各地で聞き慣れたエンジン音とともに、ゆっくりとタラコのヨンマルが姿を現した。
  ところで、小湊鐡道にキハ40が入線してから約2年が経つ。いすみのキハ52を熱心に追い掛けていた頃は、より
 ロケーションの良い小湊に国鉄キハが入ったら… と妄想半分に思い描いていたものだが、いざ妄想が現実になる
 と沿線の草の茂り具合に悩まされることになった。築堤はどこも足回りが隠れるくらいに雑草が成長し、木立を抜け
 る区間では両脇から伸びた小枝が車体前面をペシペシと叩く。一昔前の小湊ならそんなことはなかったはずだが、
 今や夏場は指宿枕崎線状態。お陰で以前撮れていたアングルの多くが消滅寸前になっている。まぁ、撮影のことは
 脇に置いておくとしても、豪雨にやられて倒木で運休… などという事案が各地で起きている昨今、クラファンでも何
 でもいいから資金を集めて、もう少しお手入れをした方がいいのではないかと余計な心配をしてしまうのであった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 





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