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はいえ予定も立て込んでいるし、何よりこの時期らしい雨模様に恵まれるかがわからない。まずは撮れるうちに撮
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っておけが鉄の鉄則である。付近をロケハンして、定番の大向踏切に機材をセットした。
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さすがに降っている中で丸腰というわけにもいかず、傘を差しながらの撮影。 カメラは減価償却済みで濡れても
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惜しくないD800、レンズは付け替え不要の70-200oズームで列車を待つ。箱根登山でありがたいのは、本気のタ
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ーゲットが旧型のみなので、他の新型電車でアングル調整が存分にできること。この場所は大平台出口踏切の後
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の急カーブから直線に立ち上がってくるところのため、車体が傾いて画面が不安定になる。先行電で存分に微調
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整し、敢えて画面の水平を崩すことで車両の垂直を出した。
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時刻表を追い掛けると、40分後の強羅行きが旧型のはず。夕方近くなり、僅かばかり露出が落ちてきた。感度を
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やや上げて準備完了。間もなく木々の向こうに大平台駅に入線して来る電車の屋根が確認できた。 ガッチャン!
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というポイントの音がしてすぐにスイッチバックで発車。木立の陰から顔を出したモハ1形がゆっくり登坂してくるとこ
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ろを動体予測で切り取った。かまぼこ屋根と線路がしっとり雨に濡れているのが雰囲気満点。これで霧でも立ち込
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めていれば最高だったが、そうは問屋は卸してくれない。紫陽花の色が濃くなった頃に再訪を誓いながら今年はチ
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ャンスを逃してしまったが、撮るものに乏しい昨今、中には来季持ち越しの課題があっても良いだろう。
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