撮影日記−新作公開−




















































NO. 698
DATE 07.16
698.小湊鐡道キハ405・401 上総大久保俯瞰 
2023.05.05 小湊鐡道 上総大久保−月崎 NikonD850 AF-SNikkor300oF2.8VR ISO200
  津山〜伯備線遠征の翌日は、レンタ返却のため京都に舞い戻り、嵐電を少々撮影してから久しぶりに市内を観
 光した。週間予報では3日以降は連日の曇りマークだったためすっかり油断していたのだが、いざ街に繰り出すと
 白空の割に意外と日差しは強い。これなら伯備残留で381系のアップ撮りでもしていれば…と後悔しても、もはや後
 の祭りというヤツである。東寺→妙心寺・竜安寺→母校→学生時代の下宿跡と巡って、夕方の新幹線で帰京した。
 さらに次の日は都内で「江戸にゃんこ 浮世絵ネコづくし」展を見学。この日も予報に反して激晴れの1日だった。世
 の気象予報士たちは一体何をやっているのだろう。これはうかうかしてはいられない。晴れの無駄遣いを重ねると
 鉄の女神に見捨てられるという格言もあるし、5日は日差しがあるのを確認して、近場の小湊鐡道に出撃した。




















































NO. 698
DATE 07.16
 
  今年は桜の開花も早かったが、新緑も進みも早かった。 温暖な房総半島とはいえ、まだ5月も初旬というのに既
 に木々の緑は濃くなりつつある。しまった、訪問時期が遅かったか…。まぁ4月の美味しい時期にはお目当てのタラ
 コ40が入っていなかったし、天気にも恵まれなかったから仕方ないといえば仕方ないが、それでも春らしい淡い緑を
 どうにか絡めてみたい。というわけで、午後の列車を狙いにいつもの上総大久保俯瞰にやって来た。
  昔はメインの切り位置だった左手の築堤はすっかり夏草? に覆われて足回りが見えなくなっていた。必然的に、
 狙うは駅発車一択! 木々の成長で立ち位置はかなり限られてきてはいるが、幸い先客もいないので1人で三脚2
 本を立て、1台はD850にサンニッパ、もう1台はZ7Uに70-200oでタテ構図2丁をセットした。タテだと背後の山の
 ブロッコリー状の淡い黄緑が入り、何とか新緑の風情が出るだろう。
  14時少し前、遠くでタイフォンの音が響き、駅の手前の踏切が鳴る。SNSで仕入れた情報では、このスジはタラコ
 と小湊色の40ダブル。果たして森の影から顔を出したのは、朱色5号のキハ405だった。小さな駅で小休止すると、
 列車は再びエンジンをふかしてゆっくりと動き始める。タラコの重連でなかったのは惜しいが、それでも瑞々しい緑
 にこの組み合わせなら成果は上々!タイフォンを響かせて走り去る列車を1人静かに見送った。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 





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