撮影日記−新作公開−




















































NO. 696
DATE 06.25
696.キハ47・47・40・40 牧山大俯瞰 
2023.05.02 津山線 牧山−野々口 NikonD850 AFNikkor180oF2.8ED ISO200
  深夜に京都南ICから名神に乗り、新名神〜山陽道を西下する。いつもなら関西-D.W先輩とバカ話でもしながら
 ハンドルを握り、気付けば兵庫を過ぎて岡山へ…というくらいの感覚なのだが、一人で慣れない高速を深夜に走る
 のはなかなかに辛い。しかも仕事上がりに機材だけピックアップして慌ただしくやって来たものだから、疲労感も半
 端ない。途中幾度もSA・PAで仮眠をとりながら、東の空が白む頃に山陽ICを降りた。
  このGWの本命は、岡山エリアは岡山エリアでも、国鉄色「やくも」ではなく津山線は牧山の大俯瞰。 かつての保
 津峡や武田尾を思わせる川沿い区間の見下ろしと、山の稜線越しに中国地方の中核都市岡山の街並みを遠望で
 きるロングショットの2カットを同時に楽しめる、タラコ40フリークには最高の舞台である。やるなら是非とも新緑で!




















































NO. 696
DATE 06.25
 
 と連休まで温めておいたのだった。
  道路の看板に従って、細い道を延々グネグネと上がる。山頂広場の藤棚の下が車の停め位置である。払暁の空
 に中国山地の山並みが続き、南には岡山の街並みと遠く瀬戸内の海が見える。そして眼下には旭川に沿って山裾
 を縫うように走る細い鉄路…ここ1ヵ月、まるで天候に恵まれなかった身には眩し過ぎる程の最高条件! わざわざ
 三脚を2本も持って新幹線に乗った甲斐があったというものである。早速市街地バックに70-200oを付けたZ7U、
 川沿いアングルに180oを付けたD850を構えた。
  とはいえ線路が走るのは山間部の谷間である。アングル内に陽が当たり始めたのは6時半を回ってからだった。
 だが、この時間は通勤・通学時間帯ということもあり、 何とこの絶景ポイントにタラコ色のキハが30分おきにやって
 来る。 刻々と光の角度が変わっていく中、レンズを変え構図を左右に振りつつ、原色の国鉄型気動車が入れ食い
 状態! 何と贅沢なのだろう。そしてメインの被写体は、7時40分に上って来る4連の岡山行き。新緑の明るい緑に
 朱色5号の4両編成が実によく映える! このカットを押さえてから、市街地を背にしたサイド撃ちも極めて大満足。
 “国鉄型最後の聖地”は、特急色の走る伯備線だけではなかったようである。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 





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