撮影日記-新作公開-




















































NO. 694
DATE 06.07
694.381系「やくも8号」と桜 第二高梁川橋梁サイド 
2023.03.29 伯備線 備中川面-木野山 NikonZ7Ⅱ AF-SNikkor85㎜F1.8G ISO200
  夕方の大山バックがバッチリ極まって大満足。翌日も晴れそうということでKE70HF氏も翌朝まで残留を決意した。
 となると、二晩連続カーマルヨはさすがにキツイ。米子市内の怪しいホテルに空きを見つけて投宿することにした。
  駅にほど近いサンホテル清水と称するその宿は、デジタルとは程遠いオール紙ベース&電話のみでの予約管理、
 部屋も旅館的和室に強引にベッド2台押し込んだ謎のレイアウトで、かつ風呂は最上階の浴場を使えというので大
 浴場でもあるのかと行ってみると、巨大なシンクのようなステンレス浴槽に水道でお湯を張るという前時代的な家庭
 風呂。これも話のネタかと割り切って、近くの居酒屋で祝杯を挙げ、汗を流してほろ酔い気分で布団に潜り込んだ。
  翌朝は、未明に起き出して伯備線沿いをひたすら南下。24時間ぶりに備中川面の第二高梁川橋梁に戻ってきた。
 今日の狙いは川縁の桜を入れた真横アングル。ただ、昼から出社するKE70HF氏を備中高梁駅まで送り届けるミッ
 ションがあるため、場所取りだけ施して「スーパーやくも」を高梁高校の石段に桜咲く踏切で撮影。後ろ髪を引かれ
 ながら帰京する氏を見送ってから、あらためて現地で構図を練った。
  ここの定番は、ローアングル気味に桜の枝振りを呷りながら広めのレンズで伸びやかに撮る構図。確かに青空に
 ピンクの花びらが透けるのが美しい。しかし、その代わりに列車の背後に国道や標識が写り込んでしまうのが玉に
 瑕。低い立ち位置が既にパニックしているのもあって、私は背後の道路などを桜で隠すように少し高めの位置にポ
 ジションを取った。気付けば、周囲は知り合いの鉄ちゃんを含め数十名がひしめき合う大混雑。青空まで入れた標
 準の構図と桜を大きめに捉える85㎜の構図の2台体制で列車を待つ。間もなく、花咲く里に特急色が姿を現した。





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