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693.381系「やくも24号」と桜 岸本の大山バック
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2023.03.28 伯備線 岸本-伯耆大山 NikonD850 AFDCNikkor135㎜F2 ISO200
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天気や警備の面で色々ハードルの高かった備中川面の桜が、ビギナーズ・ラックでまさかの一発Ⅴだったので、
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我々も機嫌上々で北に向かう。昼の9号は、陽が高くなってくると伯備線内ではどこも撮りづらい。ならば山陰に抜
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けて荒島-揖屋まで足を延ばそう。確か昨年菜の花が満開だったポイントがあるはずだ。
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ところがどっこい、連作障害なのか今年は築堤の菜の花がどこもボリュームに乏しい。黄色い絨毯どころかマダ
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ラのスカスカで絵づくりには実に苦労した。結局菜の花は添え物程度にして、無難な編成撮りで1枚。その後は「ス
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ーパーやくも」を狙うために岸本-伯耆大山の大山バックに向かった。 第一候補は菜の花畑が広がるという遠藤
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ひまわり畑。しかし、ここも菜の花はまばらでとても絵にならない。だとすると、編成は切れるが桜を入れて撮れる
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北野神社のポイントがいいだろう。すでに数本の三脚が並ぶ中、ポジションを確保して紫の381系を押さえた。
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この場所の本命は、16時半に通過する国鉄色の「やくも24号」である。 我々もアングルを再考して立ち位置を微
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調整。桜を秀峰大山の右肩に掛ける形で中望遠で構図を決めた。その後も、陽が傾くにつれて鉄ちゃんたちが大
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集合。中には久々再開の仲間もいて、かつての団臨撮影の様相を呈してきた。そうこうするうち、先ほどから気に
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なっていた画面右手の植木の選定作業もひと段落。心配の種は全て解消された。 ここでも手前の菜の花が昨年
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に比して貧相なのは残念だが、これだけの快晴・桜満開はそうもあるまい。 わずか2シーズンしかチャンスのない
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国鉄色「やくも」撮影ではこれ以上ないコンディションである。16時半、踏切が鳴ると、軽やかなジョイント音を響か
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せて、JNRマークも凛々しい原色381系が春爛漫の伯耆路を駆け抜けていった。
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