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689.キハ40 1758 常紋峠146kp
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2023.03.05 石北本線 西留辺蘂-生田原 NikonD850 AFDCNikkor105㎜F2 ISO200
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回雪状態とはいえ念願の利尻バックのラッセルを仕留め、我々のテンションはリミットを越えた。どうせDEは雪を
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掻かない、ならば午後は石北のタラコだ! 常紋峠までは約350キロ、列車通過は14時半、路面は乾燥状態、まぁ
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行けるでしょ! もはや感覚が常人の域をはるかに超えているが、目の前(350キロ先だが…)の被写体をみすみす
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逃す手はない。かつての天北~興浜北・興浜南~名寄本線沿いにオホーツク海を眺めながら遠軽を目指した。
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どすこい氏の軽やかなハンドル捌きで順調に南下し、ナビの予想よりもかなり早めに遠軽を経由して生田原まで
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やって来た。いつもの林道を進めるところまで進んで、未除雪の道を20分ほど歩けばかつてのDDの聖地146kpで
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ある。それにしても、木々が成長したとは聞いていたが、確かに昔に比べて線路に近付けなくなり、立ち位置も正面
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がちになってヨコ構図が撮りにくくなった。今回はメインのタラコが後追いなのでなるだけ横がちに撮りたい。先客僅
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か数名と自由が効いたのでほぼベストなポジションを押さえ、単玉の105㎜で構えることができた。
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前走りの上り「オホーツク」はキハ183ではなくキハ261ラベンダー編成の代走だった。それから数分で線路際に木
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の影が伸びてくる。もう3月に入ったとはいえ高緯度の北海道、日没はまだまだ早い。頼むから切り位置への影落
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ちだけは勘弁願いたい。やきもきしながら待つうち、後方から轍の音が響いてきた。国鉄の幻影を伝える朱色5号
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の単行気動車は、DD重連が長蛇のコンテナ車を率いて喘いだ羊腸の道を軽やかに下って行ったのだった。
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これにて晩冬の北海道でのMissionはComplete! 遠軽の道の駅で雪装備を解き、上川のラーメン道あさひで「ラ
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ーメン王子」ことどすこい氏お勧めの“幻の塩”を堪能して、思い残すことなく旭川空港から機上の人となった。
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