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線の雨晴海岸に出撃しないではいられないではないか! 仕方ない、Z7UとD800の2台を引っ提げて出掛けること
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にした。 ただ、日本海のど真ん中に「高」一点の天気図とは裏腹に、GPVはじめピンポイントの予報サイトは曇りの
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ち晴れを出していた。一瞬躊躇しないではないが、久々の完全OFF、それに3月以降は黄砂やPMを食らうリスクを
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考えると、今季ラストチャンスと踏んで賭けに出るしかない。無茶をするほどの勝負所ではないと踏んで、始発では
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なく上野8時18分発「かがやき521号」の客になったのだった。
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高岡からは氷見線に乗車する。 コロナ終息ムードのお蔭か、驚いたことに2両編成のキハ40は全てのシートが
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埋まる大混雑。雨晴駅では委託駅員が捌くのに苦労するほどの客が下車した。行先はみな同じで、手に手にスマ
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ホを掲げながら雨晴海岸を目指す。予報は良い方に外れ、昼前からすでに立山連峰がクッキリと姿を現していた。
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道の駅雨晴のテラスは富山湾と立山を背に列車を撮るには最高のビューポイント。面に陽の当らない12時台か
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ら列車の往来を眺めつつ順光時間帯を待った。ところが、肝心の14時台に入り西から雲が流れてきた。 瞬く間に
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光線は失われ露出は急降下…。願いも空しく、最低条件のままメインの列車はファインダーを走り去って行った。
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万事休す。次の列車は15時40分、このまま天気が終了するかも知れないし、季節的に影が迫る可能性も高い。
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ま、諦めて帰るにしても撤収電(キハ?)は16時16分までない。ダメ元で構えたまま一縷の望みに賭けた。と、運気
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が来るときは来るものである。徐々に雲が退いて、再び日差しが戻ってきた。影も切り位置手前で何とか踏み止ま
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りそう。行ける! 確信が持てたのは10分前。間もなくサンニッパに×1.2クロップで剣岳を切り取った構図に、西日
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を浴びたタラコヨンマルがゆっくりと滑り込んできた。
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