撮影日記−新作公開−




















































NO. 679
DATE 01.31
679.衣浦臨海KE65重連貨物 明石公園陸橋 
2022.12.23 衣浦臨海鐵道 碧南市−東浦 NikonD850 AF-SNikkor500oF4VR×1.2 ISO200
  終業式を終えて勤務校は冬休みに入った。珍しく受験学年の授業を担当していない今年は実にのんびりしたもの
 で、溜まっていた有給消化にはちょうど良い。旧天皇誕生日ですっかりお休み気分の23日は、休暇をもらって撮影
 に出掛けることにした。ただ、12月下旬ともなると日本海側は曇天続き。天気の安定する太平洋側も、真昼の光線
 はベッタリと寝ていい条件になるが、景色がどこも冬枯れで絵にするのが難しい。勢い、陽炎が出ないのをいいこと
 にゴーヨンを振り回して顔面撃ちのアップ撮りを量産することになる。ならば被写体の質が重要になるわけで、ナン
 バー以外は原型原色DE10が重連で活躍する衣浦臨海に狙いを定めた。そういえば、10年ほど前に愛知のDDと
 の変則重連を撮影したものの、DE重連は未撮のままだった。特に去就の噂も立っていない今のうちにマイペース




















































NO. 679
DATE 01.31
 
 に押さえておきたいところである。さっそく深夜の新東名を西に向けて下った。
  久々の終夜運転でヘロヘロになりながら、日の出とともに明石公園の駐車場に到着。定番陸橋に先客の姿はな
 く、500oに×1.2クロップでベストの立ち位置を探る。右側に並走する道路をカットし、線路のすぐ左側にある高圧
 鉄塔をかわすとなると、ベストポジションは自ずと限られてくる。ピンポイントの場所に三脚を立てた。
  中京圏には比較的温暖なイメージをもっていたが、頬を刺す風はなかなかに冷たい。冬至の翌日ということもあっ
 て日の出も遅く、切り位置付近の影はなかなか抜けてくれない。撮影していて冬の訪れを実感する瞬間である。だ
 が、一方で初冬はまだ秋の残り香を漂わせてもいる。完全な枯草色を想定していたアングルにチラホラと色づく木
 木が残っていたのは幸いだった。9時近くなり、ようやく影が引いて間もなく、遠方に朱いDL重連が姿を現した。
  狙い通りの構図でミッション達成! 思えば10年前のDD・KE重連もこれくらい思い切った長玉で撮ればよかった
 が、そればかりは悔やんでも野暮というもの。これでよし!と割り切って、次なる被写体に向けて移動を開始した。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 





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