撮影日記−新作公開−




















































NO. 676
DATE 01.11
676.小湊鐡道キハ403・405 上総鶴舞カーブ 
2022.11.16 小湊鐡道 上総鶴舞−上総久保 NikonD850 AFNikkor300oF4ED×1.2 ISO200
  そろそろ関東平野にも紅葉の便りが届き始めた。 温暖な房総では山肌前面の広葉樹が燃えるように色づく…と
 いうのは無理だが、小湊鐡道はいくつかの駅には有名な銀杏の大樹がある。タイミングさえ合えば、黄金に染まる
 銀杏の葉にハズレはない。月初めにいすみと掛け持ちで訪問した際には上総久保が見頃寸前、上総大久保や上
 総鶴舞はまだまだこれからという感じだった。職場の校庭をサンプルとして観察するに、次の休み辺りそろそろ大
 久保・鶴舞がピークを迎えそうな雰囲気である。そこへ、数日前から念願のタラコ2連が組成されたという知らせが
 入ってきた。小湊の気動車運用はてんでバラバラで予測不可能、当たるも八卦当たらぬも八卦で、とにかく出向い
 たところで勝負するしかないが、この情報には期待が持てそうだ。修学旅行直前で大事をとって遠征を自重すると




















































NO. 676
DATE 01.11
 
 いう面でも、朝からふらりと小湊を訪れることにした。
  朝は各所でコンディションチェック。 上総鶴舞は目論み通り駅前の銀杏がちょうど見頃を迎えていた。しかも9時
 台の下りに例のタラコ2連が入るという。光線も考慮してまずは普通に撮ってから上総大久保に転戦。しかし、私は
 紅葉時期の小湊をいささか舐めていたようである。 この道の素人でも知っている銀杏の名所上総大久保駅は、カ
 メラクラブと思しきじいやばあやで大盛況(汗)。平日だからと油断していたが、彼ら彼女らは年休365日なのをすっ
 かり忘れていたのだった。隙間を縫うようにポジションを確保し、無事にタラコを仕留めて一安心。返しは、光線イマ
 イチなれど上総大久保俯瞰を軽くこなし、いよいよ次が本命の午後の下りである。
  朝方立ち寄った上総鶴舞のカーブは、午後ならカーブのイン側に陽を当てて銀杏バックの顔面撃ちができそうだ
 った。本番スジは鶴舞14時半頃。晩秋のベタベタ光線で迎え撃つことができそうである。あまりの好条件に、D5+
 サンニッパに加えてD850+サンヨンを攻めの×1.2クロップにして2丁切り体制を整えた。
  間もなく、鶴舞駅にお待ちかねのタラコ編成が入線。数十秒の停車の後、エンジン音を唸らせて今日の主役がゆ
 っくりとファインダーに姿を現す。 朱色5号のこの顔は、紛れもなく幼少期にみた「国鉄」そのもの。こんな光景を令
 和の房総半島で目にすることができるとは!万感の思いを込めてシャッターを切った。
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 





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