撮影日記−新作公開−




















































NO. 673
DATE 12.16
673.いすみ鉄道キハ28・52 西大原カーブ 
2022.11.03 いすみ鉄道 西大原−上総東 NikonD850 AF-SNikkor300oF2.8VR ISO200
  中央西線で貨物を撮った翌日は、予定通りにいすみのキハに出撃。祝日看板無しの法則によれば、引退までに
 素顔のキハ28が撮れるのは文化の日と勤労感謝の日の2日だけ。どちらも季節がら晴天率が高いとはいえ、万が
 一のことを考えると23日まで引っ張らずにお日様マークの今日仕留めておくのが手堅いだろう。 そんなわけで、行
 き掛けに小湊でキハ200をブラブラ撮りながら沿線を目指した。
  朝の上総大久保付近で久々に再会したコバ少氏御一行に誘われて、いすみの1発目は総元−西畑の戸越踏切
 へ。往路はキハ52が先頭だが、ゴッパ・ニッパファイナルステージの熱狂に踊らされて感覚が麻痺しているだけで、
 これだって超一級の被写体である。奥の望遠構図と手前に引いたSカーブ構図と欲張って2台をセットした。やり過




















































NO. 673
DATE 12.16
 
 ぎかなーとも思ったが、これが案外功を奏した。何と通過時にチビ雲が太陽にシンクロし、手前の切り位置は絵に
 描いたような来る曇る…。奥の300oアングルだけ辛うじて難を逃れることができた。
  さて、運がいいのやら悪いのやら。こんな時は追っ掛けをせず、いきなり本命アングルでドンと構えるのが吉だろ
 う。 これまでキハ28先頭の大原行きは新田野−上総東の台河踏切で撮ることが多かったが、さすがにもう飽きて
 きた。そのままコバ少氏チームに帯同して西大原のサミットを下って来るカーブに先行した。氏によると、この時期
 は12時半を過ぎると背後の杉林が完全に影になり、漆黒の背景からキハが浮き出て見えるという。 クリーム4号
 と赤11号の国鉄急行色を引き立てるには最高の舞台と言えそうだ。
  未舗装の道のどん突きに三脚を立てる。構図はサンニッパのタテ一択!光線的にカーブのイン側も影ってしまう
 が、かえってその方がコントラストがついて面白いだろう。通過時刻が近づくと、追っ掛け組と思しきグループが次々
 到着。12時45分、遠方のタイフォンの音で緊張感が高まる中、ゆっくりと主役が登場!レンブラントを思わせるコン
 トラストの中に伝統のツートンカラーが浮かび上がった。
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 





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