撮影日記−新作公開−




















































NO. 671
DATE 11.29
671.小湊鐡道キハ403 上総大久保俯瞰 
2022.10.26 小湊鐡道 上総大久保−月崎 NikonD850 AF-SNikkor70-200oF2.8E FL ISO200
  プロ野球の選手でも、絶不振の中たとえボテボテの内野安打であっても、1本ヒットが出ることで調子を取り戻す
 ことがあるという。 10月に極度のスランプに陥っていた私も、全天候型安パイ撮影の赤沢森林鉄道バルブで完全
 に復調したようである。次の休みは、朝一で中間テストの残務を軽くこなしてから近場の小湊鐡道にお出掛け。程
 よくタラコ色のヨンマルでも来ればいいな〜という軽いノリで、単行運用の昼スジを目当てに沿線に繰り出した。
  と、禊を済ませた吾輩の運気は半端ない。光風台の駅で見かけた当該列車は、期待通りのタラコ単行!これは
 もう、追走必至である。といっても、並走道路の交通量が少ない割に列車は1駅1駅こまめに停まるため、普通に
 走っても上総牛久より先で追い付くはず。里見駅に先回りしてタブレット交換を狙い、その後月崎−上総大久保で




















































NO. 671
DATE 11.29
 
 もう1発。まずは幸先よく地元に活躍の場を移した朱色5号の国鉄キハを頂戴した。
  だが、本命はこの返しのスジである。小湊鐡道のハイライトである上総大久保の俯瞰を秋口に綺麗な順光で仕留
 めるなら、次の五井行きがベスト。満を持して久しぶりの立ち位置に赴き、サンニッパと70-200oの2本立てで機材
 をセットした。 サンニッパはZ7Uに×1.4テレコンを噛ましてアップ気味に、70-200oはD850を思い切ってタテ構図
 にして稜線を入れる。他に鉄はいない。この絶景を独り占めし、後は列車が来るのを待つばかりである。
  13時5分、踏切の音とともに単行のタラコ40がゆっくりと駅に滑り込む。しばしの停車に乗降客はない。間もなく列
 車が動き出した。緩やかなカーブに首を傾けたところで思い切って連写!昔から好みだったアングルに、かつて全
 国で追い掛けた朱色5号の気動車が降臨するとは、夢のような光景とはまさにこのことであろう。 丘の上の牧場を
 背景にホーム一つの小駅を後にするヨンマルの画像をモニターで確認するうち、9月の宗谷線タラコ団臨に出撃で
 きなかった後悔はいつの間にか小さくなっていた。
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 





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