撮影日記-新作公開-




















































NO. 666
DATE 10.25
666.EF65PF鹿島貨物1092レ 大戸ストレート 
2022.08.19 成田線 大戸-佐原 NikonD850 AFNikkor180㎜F2.8ED ISO200
  昨年に引き続き、今年もお盆は悲惨な週間予報が並んだ。特に目玉の「DLやまぐち号」運転日の西日本は軒並
 み壊滅状態で、それ以外も晴れ時々雨、蓋を開けたら結局曇り…の繰り返し。最近話題の霊感商法の悪徳宗教で
 はないが、壺を買って晴れるのなら思わずお布施してしまいたくなるような天候が続いた。 ようやく列島から傘マー
 クが消えたのが8月19日。1年で唯一頭を空っぽにして鉄できる夏休みをフイにしてしまい、もはや未明に早起きす
 る気力も、遠征する体力もなかった私は、自宅から青空を事後確認して、近場の鹿島貨物に出掛けることにした。
  北関東道の大栄JCTから圏央道に入れるようになって、我が家から成田線単線区間の撮影地へのアクセスは飛
 躍的に良くなった。この日も1時間かからずに大戸駅東側のストレートに到着。日陰など一切ない田園地帯の中で
 久々の雲一つない青空から強烈な太陽の光がジリジリと肌を焼くように照り付ける。そう、これこそが思い描いてい
 た夏である。この季節、暑いのが嫌だなどとは口が裂けても言ってはいけない。我々にとっては酷暑上等! 涼しく
 ても曇天続きの方がよっぽど苦痛なのである。
  収穫時期の早い千葉だけあって、すでに黄色く色づきつつある田んぼを入れてセッティング。1台はD850に180㎜
 で端正に編成構図、もう1台はZ7Ⅱに85㎜で手前の田んぼをガッツリ入れる。後は列車を待つばかり。ただ、鹿島
 貨物はやって来るまで荷の載り具合がわからない。殊に肝心なカマ次位数両のコキが空だと何とも間抜けでカッコ
 がつかない。さて、今日はどうなるか?果たして16時40分、遠方から現れた1092レは、機関車直後の1両こそ空車
 だが、あとはほぼコンテナ満載!PFも原色だったし、これはこれで今夏の数少ない成果となったのであった。





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