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661.ED75「津軽」 高岳山俯瞰
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2022.07.03 奥羽本線 八郎潟-鯉川 NikonD850 AF-SNikkor70-200㎜F2.8E FL ISO200
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前日夕方の逆転サヨナラ勝ちで気を良くし、その晩はかつて「あけぼの」を追った頃によく利用した秋田温泉で汗
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を流して大久保駅付近でマルヨした。翌朝目覚めると上空は見事な青空!予報も格上げされて上々、SCWも海上
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が真っ白なのが気になるものの陸地は黒々と晴天を示している。これはいける!
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移動中、所々霧で視界が効かなくなる場所もあったが、高岳山付近は晴れベース。登り口には早くも数台の車が
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並んでいた。必要な機材だけピックアップしてザックに詰め込み、山に入る。所要時間約20分で所定の立ち位置に
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着くと、すでに見知った面々が三脚を並べていた。以前よりも木が伸びたのか、季節がら葉が茂ったのか、一段高
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い背後の斜面を切り拓かないと視界が狭い。私も早速草を倒しながら足場を固めて機材をセットした。
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秋田を境に南北に分けるならば、奥羽北線を代表するのがこの八郎潟の眺望。遠景こそこの時期特有の海上霧
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警報でモヤモヤしているが、 眼下には一面緑のカーペットが広がり、西には寒風山が霧雲の合間から姿を見せ始
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めている。これ、この風景を見るために辛く長い6月の仕事に耐えてきたのだ!D800に105㎜で海まで入れて斜め
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45°、Z7Ⅱに135㎜で青田を切り取りで、そしてD850に70-200㎜で寒風山バックのド真横を狙う3丁切り体制を敷
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く。列車が来るまであと2時間、風向きは南に変わり、視界はもっと抜けてくるはずだ。
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歴戦の猛者たちでバカ話をするうちに待ち時間はあっという間に過ぎていき、9時少し前、遠くに紅いカマの姿が
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確認できた。構図よし、ピントよし、露出よし! 間もなく、ファインダーにナナゴ&12系の急行「津軽」が姿を現す。
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田んぼの緑、カマと客車の赤と青。嵐のようなシャッター音の後、初夏の原色の世界に我々はしばし酔いしれた。
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