|
|
|
|
|
|
このエリアで一度訪れたかったのが、鎧の袖バックの俯瞰アングル。近年各所で紹介され有名ポイントになって
|
|
きたが、奇岩を背に入江の畔に弧を描く線路はなかなか魅力的である。特に新緑時期ならば、淡い緑と群青の水
|
|
平線、それに朱色5号のコントラストが映えるはずだ。昨年も撮りに来たというチバラギ氏とも現地合流して岩場の
|
|
立ち位置に陣取った。しかし、朝一のキハは線路がまだ影の中。7時を過ぎて、ようやく線路に光が当たり始めた。
|
|
とはいえ、定番ヨコ構図で撮るには右手の稜線が真っ黒け。列車は後10分ほどで来てしまう。お約束の構図は次
|
|
の列車にお預けということにして、ここはタテで行ってみよう!線路・入江・鎧の袖と3要素が85oの画角でピッタリ
|
|
である。こんな絶景を身内3人で独占とは何と贅沢なのだろう。間もなく、朝の静寂を破るように軽やかなジョイント
|
|
音が聞こえてきた。屋根と窓が別物とはいえ、国鉄型のタラコ色気動車が眼下を駆ける。高性能デジカメでバリバ
|
|
リ連写できるようになった令和の世にあって、山陰東部には昭和の鉄道情景が“今なお現役”だったのであった。
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|