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652.381系「やくも8号」 阿哲峡俯瞰
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2022.05.03 伯備線 備中神代-布原 NikonZ7Ⅱ AF-SNikkor35㎜F1.8G ISO200
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この春最も多くの同士の耳目を集めたのは、「やくも」の381系国鉄色復活だったのではないだろうか?とあるス
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ジから割合早いうちに情報は得ていたが、実際登場すると、嬉しさ半分ガッカリ半分というのが偽らざるところ。 嬉
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しい半分は、当然美しい赤とクリームのカラーリング。これは山岳路線伯備線の景色に映えそうである。ガッカリの
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半分は、岡山方の強化スカート。まぁ貫通型のお顔も褒められたものではないが、何よりゴッツイ顎がせっかくの国
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鉄型のフォルムを台無しにしている。保安上の都合かも知れないけれど、ノーマルスカートの編成だって残っている
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わけで、ここは何とかして欲しかったところである。
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とはいえ、復活したとあらば一度は撮影に行かねばなるまい。中国山地を貫く「やくも」の最初の撮り頃は、やはり
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新緑のGWである。4月以降ボチボチ通い始めたという関西-D.W先輩のお世話になって現地を目指すことにした。
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連休前最後の勤務を終えると外は突然の雨…。止むのを待つ時間もないため全身ズブ濡れになりながら帰宅す
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るという波乱の幕開け。さらに新幹線で京都に着く寸前に、地震で列車が緊急停車。こんなトラブル祭りで、果たし
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て狙いのカットは撮れるのかと不安に襲われたが、未明に新見に着く頃には夜空に星が瞬いていた。
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今日の第一ポイントは、目下伯備線の白眉とされる阿哲峡の俯瞰。何かと人工物の多い同線沿線で、きれいに
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高梁川の清流と列車を組み合わせられるのはここが一番である。上りを撮るため変てこ顔が先頭だが、俯瞰で狙
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う分スカートは目立たない。チバラギ氏やかわっぺ氏など見知った顔がぞろぞろと集まる中、35㎜ヨコと40㎜タテで
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構図を決めた。さぁ来い!9時25分、せせらぎの合間から「やくも8号」の轍の音が響いてきた。
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