撮影日記−新作公開−




















































NO. 648
DATE 06.21
648.大井川鐵道E10 1「南アルプス51号」 大井川第一橋梁俯瞰 
2022.04.10 大井川鐵道 川根温泉笹間渡−抜里 NikonD850 AFDCNikkor135oF2 ISO200
  前回のカットの後は、青部の10分停を利用して千頭の手前の第四橋梁に追っ掛けた。 若干の余裕をもって機材
 を並べ、定石通りの編成写真を仕留める。無難な構図ではあるがこの場所で面に陽が回る時間帯にカマが来るこ
 とは滅多にないので良しとしよう。で、次がいよいよ本命である。 朝の低い光線を浴びながらほぼ全線順光で金谷
 に向かう「南アルプス51号」最終運用。この列車については初めから撮りたい場所を決めていた。ズームカーを撮
 りに何度も訪れている第一橋梁俯瞰。最も大井川鐵道らしい場所を最高条件で極めさせてもらおうではないか!
  みんなで法面最上段の足場を整備してから三脚を立てる。タテもいいけどヨコもいい。135oくらいもいいけど200
 oも悪くない。迷ったときは「両方撮っておけ」が鉄則である。D850とZ7Uで2通りのアングルをセットした。




















































NO. 648
DATE 06.21
 
  古くから川根路の蒸機を撮るならここ! とされている“笹間渡の鉄橋”。立ち位置は色々あるが、上り列車を撮る
 なら私の一番の好みはこの角度。特に今の季節は、背後の山が若葉の色に染まり美しい。ただ、実際構えて思っ
 たのは、カマ×1ハコ×3の見慣れない4連だと切り位置が難しい。所定の左から2スパン目だとやや前がスカるし
 かといって手前のスパンまで引っ張り過ぎてもアタマが窮屈である。それでもまぁ、昔のバケペンと違って1発切りと
 いうわけではない。切り位置も「両方撮っておけ」の鉄則で連写して、後から考えることにしよう!
  8時40分、川根温泉笹間渡駅を出た列車がチラリと見える。間もなく鉄橋に差し掛かった機関車からは汽笛が一
 声!ゴトン・ゴトン…と重々しい音を響かせて、懐かしの夜行列車は新緑の舞台をゆっくりと走り抜けていった。これ
 にて今ツアーのMissionはComplete!狙い通りの絵が撮れて大満足である。後は木陰で昼寝しながら変てこマーク
 のズームカーを遠景サイドがち構図で押さえ、夕方早くにはのんびり撤収したのであった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 





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