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64.津軽鉄道DD352+旧客 嘉瀬の田んぼ
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2009.08.08 津軽鉄道 嘉瀬−毘沙門 PENTAX67 smcPENTAX165oF2.8 RVP50(+1)
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前回公開した津鉄の客車列車、返しは一体どこで撮ろう?行きは長めのレンズで攻めたので、次は広め横がち
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で勝負をするか!サイドを効かせた方が、このカマのチャームポイント、ロッド式の動輪もよく見えるだろう。という
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わけで構えてみたのが、嘉瀬駅近くの田んぼアングル。小高い丘の木々の切れ間から中望遠で切り取れそうだ。
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先行のメロス号をデジで押さえて編成長を確認。バケとF5を本気据えして列車を待った。17時過ぎ、加瀬発車の
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汽笛が一声。間もなく、豪快なエンジン音とロッドの回る金属音を響かせて、古の“汽車”が現れた。
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嘉瀬駅のポスターによると、今日は五所川原の夏の風物詩、立佞武多の最終日とのこと。たまには風流に祭り
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の見物でもしてみよう。撮影後、一風呂浴びて街に出た。五所川原の駅前は、目抜き通りから最初の交差点まで
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車の進入が禁止され、とにかくスゴイ人、人、人…。交差点には、「ヤッテマレ!ヤッテマレ!」の掛け声とともに次
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次と巨大佞武多が現れる。地元の町内会から高校まで、高さ20メートルを越す山車を自作する熱意と労力にはた
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だ感服するばかり。周囲を睥睨する佞武多が立ち並ぶ様は、まるで『20世紀少年』の血の大晦日を見るかのよう
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だった。クライマックスは、周囲のビルを軽く越える巨大佞武多に囲まれ、地元出身の吉幾三がオリジナル曲を熱
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唱。ご当地歌手の凱旋公演で大いに盛り上がり、北国の短い夏の夜は賑やかに更けて行ったのであった。
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