撮影日記−新作公開−




















































NO. 638
DATE 04.06
638.京成3600系3688F 江戸川橋梁 
2022.01.16 京成本線 江戸川−国府台 NikonD5 AF-SNikkor300oF2.8VR×1.4×1.2クロップ ISO400
  1月半ばの週末は、受験生には気になる大学入学共通テスト(旧センター試験)の日。受験学年担当の教員として
 はいよいよ勝負の第1ラウンドである。そんなピリピリムードを加速させるように、今年は東大赤門前でルサンチマ
 ンに満ちた若者が刃傷沙汰に及んだり、遥か遠方トンガの火山噴火で太平洋岸に津波警報が出たりとハプニング
 続き。おまけに試験の中身も大荒れで、全国平均が数学T・Aが37.96点、数学U・Bが43.06点、日本史52.81点(大
 学入試センター発表値)と大崩壊。しかも世間では下位層が崩れただけだと豪語するむきもあったが、予備校の分
 析では一流進学校ですら上位者数が激減するという総崩れ状態となった。それでも主催者側は強気の姿勢を変え
 ないようで、正直現場の人間としては役人主導の“やってる感”だけの改革ごっこなんて迷惑千万、センター試験の




















































NO. 638
DATE 04.06
 
 ままで良かったではないかと愚痴の一つも言いたくなる。とはいえ、終わったものはしょうがない。とりあえず試験2
 日目の日曜は、初日に行われた世界史の問題分析に勤しむことにした。
  が、得てしてこんな日曜は良く晴れる。窓から差し込む日差しが何とも集中力を散らしてくれるではないか! とい
 うわけで、運用を調べると我が地元京成の3600系リバイバル編成が上野−津田沼のピストン運用に就いている。
 ひと仕事終わったところで昼過ぎだったので、まずは14時台の上りをターゲットに江戸川駅先端に行ってみた。
  先客数名が構えていたが、サンニッパにテレコンで少しずれた場所から顔面撃ち。まずは無難に1カット仕留め
 ることができた。次にこの車両がここにやって来るのは2時間余り後の16時過ぎ。季節的にも陽はもつのやらもた
 ないのやら…。どうしようかと思ったが、仕事にもある程度ケリはつけてきた。ここは粘ろうと一旦京成関屋駅前の
 そば屋まで足を延ばし、名物の鶏天そばに舌鼓。腹を満たして再び江戸川先端に戻り、夕方の列車を待った。
  16時を過ぎるとグングン影が伸びて来る。広々した江戸川河川敷のお蔭でギリギリまで陽が当たるこの鉄橋も、
 いい加減昼と同じ切り位置では線路脇のフェンスの網影が掛かるようになってきた。仕方ない、画素数に余裕があ
 るわけではないが、D5で×1.2クロップを噛まして影をかわす。そろそろ日照限界か…と思われた頃に対岸の国府
 台駅にオレンジ帯の姿が見えた。さぁ来い3688F!轟音を立てて千葉/東京県境を越えて来る懐かしの京成電車
 が妖艶な光線に照らされた瞬間を切り取った。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 





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