撮影日記−新作公開−




















































NO. 637
DATE 03.26
637.EF64-1000重連8084レ 大桑ストレート 
2022.01.10 中央西線 大桑−野尻 NikonZ7U AF-SNikkor70-200oF2.8E FL ISO200
  3学期早々、最初の日曜は課外活動の引率で都内に出張。土曜も普通に授業だったし、いつも休みの火曜はさ
 すがに授業の準備が待っている。世間的には三連休なるも私に残された休みは成人の日1日のみだった。だが、
 予報は全国バッチリバリ晴れマーク。迷わずロクヨン原色祭が予想される中央西線に出撃することにした。
  自宅から大桑の道の駅までは約280km。未明に出発すれば、中央道経由権兵衛峠越えのルートで4時間もあれ
 ば現地に着く。この日も4時に家を出て、8時には大桑−須原の伊奈川橋梁に到着した。朝の6088レは撮り飽きた
 けれど、ここしか陽が当たる確証がない。現地でバッタリ遭遇したへっぽこ軍団長と三脚を並べ、原色重連を最高
 条件で頂戴した。年末以来3回連続同じ場所で飽きた感もあるが、エンド違い・2エンド前揃い・1エンド前揃いとバ




















































NO. 637
DATE 03.26
 
 リエーションが揃ったということで良しとするか!
  さて、今日も木曽駒ケ岳や空木岳といった中央アルプスの峰々は綺麗に冠雪して青空に抜けている。 こんなに
 短期間にカマと天候の組み合わせに恵まれるとは望外の幸運である。 というわけで、昼の8084レは前回のカーブ
 と並ぶもう一つの課題、大桑ストレートに三脚を立てた。先客が数名いたが、そもそも首カックンでカマははいいも
 のの後ろのタキが見えづらい構図で、ハイアングルを前提で考えていたので問題はなし。ハスキーとカーボンジッ
 ツォを4段全開で並べ、D850に135oと新兵器Z7Uに70-200oの2台を据えた。
  それにしてもこの場所、作例は誌上やネットでよく見るが、本当に満足のいく構図にするのは実は結構難しい。
 架線柱をかわしてパンタを抜こうとするとカマを手前まで引かなければならず、引き過ぎるとせっかくの山のボリュ
 ームがなくなってしまう。しかも切りたい位置に限ってビームの影が落ちていて、注意しないと顔面直撃で悲惨なこ
 とになる。12時半過ぎ、踏切が鳴って列車が登場。とりあえず力業で連写したが、納得のカットは1枚だけ。パンタ・
 山・影の3元連立方程式はなかなかややこしいのであった。
  撮影後、今回は木曽十一宿の最南端にあたる馬籠宿を観光。前回訪れた妻籠宿と違って峠の尾根筋に位置す
 るため、宿場全体が急斜面に形成されている。見晴らしの良い駐車場からは間近に恵那山が見える。 島崎藤村
 『夜明け前』の「山の中とは言いながら、広い空は恵那山の麓の方にひらけて、美濃の平野を望むことの出来るよ
 うな位置にもある。何となく西の空気も通って来るようなところだ。」という描写は今も変わらなかった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 





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