撮影日記-新作公開-




















































NO. 636
DATE 03.18
636.EF64-1000重連8084レ 大桑道の駅カーブ 
2022.01.05 中央西線 大桑-野尻 NikonD850 AFDCNikkor105㎜F2 ISO200
  年始は篠ノ井線のロクヨン四重単が熱かったらしい。毎年恒例の長野への疎開回送だが、今年は原色エンド揃
 いということで稲荷山に雛壇ができたという。確かにオール国鉄色の8丁パンタは迫力がありそうだが、個人的に
 はカマはモノを牽いてナンボである。 貨物がウヤで単機が来た時にはガックリするくせに四重単に垂涎するのは
 道義に反する気がして、線路際新年会への参加は見合わせていた。が、ここから予測を立てると、年明け運転開
 始後の西線貨物は原色祭りということではないか? 読みは当たり、順当にカマが回り始めた。3学期の始業式ま
 ではまだ間がある。この日は有休を申請して木曽路に車を走らせた。
  朝の6088レはここしか陽が当たらないため、年末に続いて再び伊奈川橋梁。前回より山の稜線がクッキリで、カ
 マもエンドが揃っていたから良しとしよう。 大桑の道の駅で遅い朝食に蕎麦をすすり、昼の8084レはすぐそばのカ
 ーブへ。冠雪した空木岳のピークが入る、最も中央西線らしいポイントである。ただ、立ち位置がややアレといえば
 アレ。変にパニックするようになると立ち入り制限が掛かるやもしれないので、早めに押さえておきたい場所でもあ
 った。正面に光が回るようになったのを見計らってセッティング。普電や「しなの」を撮りながら構図を練った。
  個人的には線路に寄った位置のローアングルが山の位置もバランスよく、架線柱も車体で隠せて撮りやすい。高
 圧線もかわして準備は万端!12時半過ぎ、モーター音も高らかに美しい国鉄色がファインダーに姿を現した。
  撮影後は冬枯れ景色の中追っ掛けても仕方がないので鉄装備は仕舞い、PENFを片手に妻籠宿を観光がてらス
 ナップ。街並みを照らす低い光線と軒先を飾る真っ赤な南天の実が冬の木曽路を感じさせてくれた。





撮影日記トップへ