撮影日記-新作公開-




















































NO. 623
DATE 12.12
623.えちごトキめき鉄道455・413系 片貝棚田カーブ 
2021.09.20 えちごトキメキ鉄道 関山-二本木 NikonD850 AFNikkor180㎜F2.8ED ISO200
  日曜・火曜休みのサイクルに入って4年余り。北海道でも九州でも、飛行機や新幹線を駆使すれば24時間で意外
 に遠征できることを知った。 だが、どこへ行くにもターゲットを絞ってヒット&アウェイのピンポイント出撃。昔のよう
 に週末48時間で1泊2日のツアーをやっていた頃の方が心に余裕があった。スナップなどお遊びカットを稼ぐことも
 できた。だからこそ、ハッピーマンデーの月曜祝日はまとまった時間をとれる貴重なチャンス。職務多忙につきさす
 がに72時間まるまる鉄にどっぷり…というわけにはいかないが、非日常を味わうには充分である。
  9月の第3週末は、秋分の日を入れて3連休。日曜はお彼岸だけに実家に戻って墓参り運用だったが、月曜・火
 曜は天気も良いし久しぶりにマルヨをかけて遠征しよう。まずは前回のリベンジで、片貝地区の金色田んぼを目当
 てに関山-二本木に向かった。
  敗戦から1週間、 刈り取るなら3連休で親族が集まったタイミングだろうと予想してはいたが、現地を見るまで一
 抹の不安は拭えない。いつもの立ち位置から現認してようやく一安心。棚田の一部は刈られてしまっていたが、構
 図上目立つところはまだ稲穂が残っていた。空模様も、到着時点では太陽周りに雲が広がっているが、時間ととも
 に抜けるだろう。勝算は立った。往路は黄金色の田んぼを入れてカーブを180㎜で切り取ることにした。
  9時半過ぎ、コオロギのさえずりと蝉の合唱が絶妙な二重奏を奏でる中、踏切の音とともに交直流急行色が静々
 と舞台に現れる。日本海岸から妙高山麓の高原地帯まで一気に高度を上げていく急勾配だけあって、往年の名車
 も歩みは速くない。高らかにホイッスルを響かせて、今日の主役は峠の路をゆっくりと駆け上がって行った。





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