撮影日記-新作公開-




















































NO. 622
DATE 12.04
622.えちごトキめき鉄道455・413系 有間川コンクリ橋 
2021.09.12 えちごトキメキ鉄道 有間川-谷浜 NikonD5 AF-SNikkor500㎜F4ED ISO200
  夏休みが終わり憂鬱な気持ちで2学期を迎えるのは、何も全国の小中高校生だけではない。部活に研修に講習
 に…と何かと業務があるとはいえ自分のペースで仕事をこなせた夏休みから一転、授業と並行して学校行事てん
 こ盛りの2学期は目の回るような忙しさ。我々教員もズシリと重荷を負うような気持ちで9月を迎えるのである。
  それでも、各地の線路際では金色田んぼが名優たちの活躍に彩を添える。この日は関山-二本木の片貝地区
 に、秋の高い青空の下で色付く棚田を求めて出掛けた…はずであった。ところがどっこい、である。当日上越市は
 ピンポイント予報で晴れマーク一点、SCWも内陸こそ真っ白だが日本海側は漆黒の晴れエリアを示していた。 こ
 れなら勝てるはず!という自信は、当日現地で打ち砕かれた。何と晴れと曇りの境目が見事に撮影地の真上に横
 たわり、目の前には首を垂れる稲穂が、背後には青空に抜けた妙高が聳えるにもかかわらず、太陽だけが分厚い
 雲の中。メインの急行色は敢え無く見る鉄に終わったのだった。
  意気消沈して早々に帰ることも考えたが、日本海側の抜けを見るともう一勝負する価値はありそうだった。夏場と
 違い光線も寝てきているはず。真昼間の市振往復もボチボチなライティングで撮れるだろう…と期待を寄せたのに
 この日はとことん太陽に嫌われていた。 青海のトンネル上は来る曇る、たにはま公園俯瞰も太陽周りの雲で陽が
 射さずと泥沼の4連敗。さすがに嫌気がさして直帰モードに入ったが、どうせすぐ折り返してくるならダメ元で構える
 かと、有間川のコンクリ橋を真横で狙うことにした。 道路の柵をかわしてゴーヨン横撃ちの一発勝負。幸い雲間か
 ら陽が射し始めた。背後の海は青い。さぁ来い!ファインダーに飛び込んできた急行色を一撃必撮で切り取った。





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