撮影日記−新作公開−




















































NO. 620
DATE 11.18
620.キハ47・47 錦帯橋俯瞰 
2021.08.28 岩徳線 西岩国−川西 NikonD850 AF-SNikkor70-200oF2.8E FL ISO200
  きっかけはSNSに上がっていた1枚の写真だった。岩国の名勝錦帯橋を手前に配して、バックの鉄橋をタラコ色
 のキハが行く。木製の5連アーチ橋を主役に、清流錦川と城下町の面影を残す町並みが列車と共に1枚の構図に
 納まるのが素晴らしい!是非ともこの絵をわが手でも極めてみたいものである!と考えるのはみな同じようで、徳
 佐で一緒だった関西D.W先輩の盟友K氏も前日ここに寄ってから山口入りしたのだという。さて、ではいつ行くか?
 地図を見るに、光線は夏場の夕方がベスト。だが、明日の夕方では帰宅時間が厳しい。ならば…。
  「やまぐち号」の返しは十種ヶ峰の俯瞰か白井のアンテナ山を考えていた。14時の段階で徳佐付近から見上げる
 に辺り一面雲に覆われ、難易度の高い俯瞰はとても全開バリ晴れで頂戴できるようには見えなかった。今なら間に




















































NO. 620
DATE 11.18
 
 合う、行きましょう!315号で周南に下りて山陽道を飛ばせば、17時台のキハには間に合うはず。立ち位置はK氏
 から聞いている。目指せ、敵は岩国城にあり!
  しかし、敵は手強かった。順調に岩国城の駐車場までは来たものの、天守閣のある山頂に至るロープウェイは15
 分ヘッドの運行。次の便で登頂して城跡まで徒歩10分、三脚を立てて、構図を整えて…と考えると16時58分のキハ
 はギリギリである。それでも人事を尽くして天命を待つの心持ちで山頂駅から獣道をダッシュ!一応列車には間に
 合ったが、本当のベッタリ順光にはまだ早いようだった。本命は17時21分の列車ということになる。落ち着いてベス
 トの立ち位置を探り、天守閣の麓の城壁の上に落ち着いた。
  レンズは200oタテ。木製アーチを左右一杯に入れて、岩徳線の鉄橋は成り行きで。列車は暗い川面に朱色5号
 が浮かび上がった所が切り位置になる。これで準備は万端!低層の雲に一度隠れた太陽が、通過5分前に青空
 ゾーンに入って復活した。さぁ来い!今来い!必死で念を送る我々の願いに応えるように、タラコ2連がゆっくりと
 橋梁に姿を現す。撮るならコロナ禍の今年が、河原に駐車した車も少なく狙い頃。そんなチャンスを無事にものに
 することができた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 





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