撮影日記−新作公開−




















































NO. 616
DATE 10.17
616.箱根登山鉄道モハ1・2形108・106・104 宮ノ下入線 
2021.07.22 箱根登山鉄道 宮ノ下駅 NikonD5 AF-SNikkor300oF2.8VR ISO200
  感染症大爆発の中、ゴリ押しで開催するオリンピックに合わせて突如7月下旬に出現した4連休。しかし、「俺ら
 は五輪で一儲けさせてもらうが、愚民どもはTVにでもかじりついてStay homeしてやがれ!」と言わんばかりに無
 理矢理充てがわれた休暇では、バカンスというより体のいい自主隔離の強制である。 ふざけた話ではあるが、我
 我は新宿でグループ写真展「世界の線路端からW」を開催中。旅に出るのは我慢する代わりに、災禍の中心東京
 で、不織布マスクと消毒用アルコールに身を固めて連日ギャラリーに在廊することになった。
  しかし、例年なら梅雨末期のジトジト天気にやられるこの時期なのに、なぜか連日のバリ晴れ予報。これは大人
 しく家と新宿を往復している場合ではない。この日はギャラリーに向かう前に朝練を敢行することにした。目標は以




















































NO. 616
DATE 10.17
 
 前から目を付けていた宮ノ下入線。急勾配を下るカーブがいい感じに狙えるのだが、ネット上に流れる画像はどれ
 もこれもどん曇り。もしや終日陽が差さないのではないかとリサーチしたところ、北東方向から陽が昇る夏場の早朝
 はベッタリ順光で頂戴できそうなことがわかった。距離・時間・被写体ともに朝練対象として相手に不足はない。未
 明の東名〜小田厚を愛車で下った。
  車の停め位置が限られる箱根登山沿線だが、宮ノ下は駅近くに公営駐車場がある。5時半頃には到着して始発
 に向けてスタンバイ。今日の旧型は強羅滞泊からの運用なので、始発から3本目までの間には山を下りてくるはず
 である。構えてみると300oでピッタリ。鋭い朝日が切り位置に射し込んでいた。
  5時55分、1本目はアレグラだった。眺望は効くし冷房完備で乗り心地は素晴らしい車両だが、無表情な馬ヅラは
 被写体としてはどうにも食えない。次の電車は6時25分、光線的には次のスジで来て欲しい。次第に陽の当たる範
 囲が広がってきた。蝉の声もうるさくなってきた。そして、急カーブを切って姿を現したのは大型ライトの108号!屋
 根まで見える程のキツい勾配をゆっくり下り込み、旧型3連が駅に滑り込んできた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 





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